iPhoneXsの充電が突然出来なくなった!?修理可能??iPhone「アイフォン」Xsのドックコネクタ修理事例
- 2021.07.27
- 2021.08.02
皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!
本日は台東区にお住まいのT様からアメモバへiPhone「アイフォン」Xsのドックコネクタ修理依頼がありました。
経緯と症状
経緯としましては一昨日まで問題なく充電出来ていたのに、次の日には充電器に差しても反応がないとのことです。再起動なども試みたそうですが、どれもうまくいかなかったそうです。
実は何度かドックコネクタが使用できなくなった事はあるようで、しかし今まではコードを交換すればすぐに使えるようになっていました。そのため今回も別のコードでも試されたそうですが結果は同じ…。
端末が壊れているかもしれないと感じたお客様はすぐにお電話でiPhone修理のアメモバにお問い合わせ頂きました。実際に確認してからお見積もりも可能ということで、一度ご来店頂く事になりました。
端末を確認すると確かに充電出来ません。接触部分も詰まったような跡はないため、可能性として充電時に何らかの水分などが混入しショートしてしまった、あるいは接触部分を充電時に傷つけてしまった可能性もあります。
少なくともドックコネクタ、特にその充電部分の故障である可能性が高いでしょう。
それではやっていきます。
パネルを取り外す
まずパネルは本体にガッチリ固定されていますが、いくつかの手順で簡単に開く事が出来ます。
ただ、この状態ではまだパネルのコネクタは基盤のソケットに取り付けられているため、完全に取り外すことはできません。とくにこのコネクタはとても薄く、簡単な衝撃ですぐ切れてしまいます。そのため現在開いている角度も90°で留めています。それ以上開いてしまうと金属パーツとコネクタが接触し、傷がつく可能性があります。
た、今回は内部に水没の跡はありません。今回のような経緯がわからないような症状はただ単にパーツの劣化と決めつけるのではなく、知らぬまに水など入り込んだしまっているら可能性も捨ててはいけません。
今回は少量でも水が入り込んだ跡はありません。
基盤のソケットからパネルのコネクタとバッテリーのコネクタを専用のヘラを使用して取り外していきます。
このヘラはスパッジャーというプラスチックに近いもので出来ています。この時に電気を通すような素材のものでやってしまうと、コネクタの接触部分である基盤のソケットやそのパーツは簡単にショートしてしまうことがあります。
特にバッテリーの2つの極を繋げるような事をしてしまった際には発熱や発火の可能性もあります。特に注意して行います。
これでパネルを本体から完全に取り外す事が出来ます。
今回のドックコネクタは本体に取り付けられているため、パネルは一時的に保管しておきます。
ドックコネクタを付け替える
実はドックコネクタというのはパネルを取り外しただけではパーツ全体を見ることは出来ず、スピーカーやバイブレーションなどのサブパーツが上に取り付けられているため、ドックコネクタを取り外すためには、まずはサブパーツを取り外さなければなりません。
特にこれらのパーツというのはドックコネクタから電源や情報を受信しています。
というのもドックコネクタにはバイブレーションとスピーカー用のソケットのような物が取り付けられており、そこを経由して基盤とパーツを行き来しています。そのためドックコネクタが何らかの故障で基盤との接続が切れた場合、同時にスピーカーやバイブレーションも使えなくなるということです。
まずはそれらのパーツのネジを取り外し、ドックコネクタを作業可能な状態にします。
写真でみて右側のパーツがスピーカーパーツで、左がバイブレーションパーツです。スピーカーはこの小ささであそこまで大きな音を出す事ができ、バイブレーションに関しては初見でみるとこれがバイブレーションとわかる方は少ないでしょう。
それもそうで、バイブレーションは少し前まで小さなモーターに重りがつけられており、それが回ることにより、振動させていました。しかしその頃の欠点は単に振動が安っぽいということです。
部分的な振動で音と高く、うるさかったです。
しかしこのバイブレーションパーツは内部のコイルにより、おもりが左右に反復する事で振動を生み出しています。これにより自然な振動や細かい振動をより立体感のある振動を可能にしました。
iPhone7やiPhone8を使用した事がある方はわかると思いますが、ホームボタンが全くへこまないのに押した感覚がある事、実際にボタンを押したような感覚になる事、これら全て押した瞬間にバイブレーションが一瞬動作することにより、生み出しています。
あとは接着剤を剥がしながらドックコネクタを取り外していきます。
ご覧の通りドックコネクタはほとんどが薄いコネクタで出来ており、その下に小さなパーツがいくつか付いているだけです。
しかし本体から剥がしていく時にパーツもそうですが、特にコネクタが切れてしまわないよう、慎重に取り外していきます。
そして新しいドックコネクタパーツを用意し、本体に取り付けます。
これでドックコネクタの付け替えが完了します。
全て戻す
まずはドックコネクタのに接続する必要がある、周辺パーツを全て戻します。
これらのパーツはドックコネクタとの位置が合っていないと正常に動作しないため、しっかりと確認しながら取り付けていきます。
そして最初に取り外したパネルパーツを取り付けます。
冒頭では説明していなかったですが、今戻しているのが、パネルとそのカバーです。
パネルやその他のコネクタ接続部分にはブラケットというコネクタカバーが取り付けられており、簡単には取り外せないようになっています。
最後に端末を閉じ、底面のネジを用意したら本体に戻し、iPhone「アイフォン」Xsのドックコネクタ交換修理が完了致します。
最後までご覧頂きありがとうございました。
チェックとあとがき
電源を入れ、充電器を挿してみると問題なく充電が開始されました。もちろんバイブレーションやスピーカーも全て正常に動作しています。
今回はiPhone「アイフォン」Xsのドックコネクタ修理を紹介させて頂きました。
ドックコネクタは通常の修理に比べて、かなり時間がかかります。というのもiPhoneXsはドックコネクタに辿り着くまでにかなりのパーツやネジを取り外さなければなりません。
特に今回ご紹介できなかったですが、実はドックコネクタを取り外す前にロジックボード(基盤)まで取り外していました。これはドックコネクタが基盤の下を通っているため、仕方ない作業ですが、今回の記事でご紹介するとかなり長くなると感じ、省略させて頂きました。
万が一ドックコネクタの故障かな?と感じた方はお問い合わせ頂ければ当日のご予約状況からお時間やお見積もりと一緒にご相談乗らせて頂きます。
iPhoneの不具合は二次災害を起こす事が多く、ドックコネクタの故障だけでは止まらないかもしれません!そうなる前に、少しでもおかしいと感じたら、迷わずご相談ください!
iPhone「アイフォン」Xsのドックコネクタ交換費用はどのぐらいかかる?
アメモバは常に地域最安値でiPhone修理をやっています!もしiPhoneに関するトラブルや質問がありましたら是非アメモバにお聞き下さい!お見積り、お問い合わせだけのお電話ご来店も大歓迎です!iPhone修理のアメモバ 店舗情報及び店舗別修理料金はこちらからご確認できます。