携帯が全く点かなくなった?!真っ暗な状態のiPhone7の修理事例

携帯が全く点かなくなった?!真っ暗な状態のiPhone7の修理事例

  • 2021.08.01
  • 2021.08.02

画面が真っ暗のiPhone7

皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!
本日は中央区のI様からアメモバ東京上野秋葉原店へ全く電源がつかなくなったiPhone「アイフォン」7の修理依頼がありました。
経緯としましては、寝る前に充電がなかったため、充電器に挿して寝たそうです。そして朝起きて確認していると全くつかない状態になっていたようで、そのまま一日充電器したりボタンを何回も押してみたりしたそうですが、ずっと点くことはなかったようです。
インターネットで「iPhone7 全く電源つかない」や「iPhone7 真っ暗」などと検索したようですが、これといった有力情報は出てこず、とりあえず修理店に持っていこうと思ったそうです。
端末の方、確認すると充電しても、どこのボタンを押しても、全く反応しません。お客様曰く、データさえ戻ってこれば良いと仰っておりましたが、この状態となると確実に戻るとは言えません。

まずは症状の特定からしていきましょう

検品

画面が真っ暗のiPhone7を白い机に置く

まずこの状態で出来ることと言ったら充電するくらいしかありません。
しかしこれはとても重要で、電気がバッテリーまで届かず、0%の状態になっている可能性もあります。
15分程度充電していましたが、これでも全く反応しません。

iPhone7の電流を調べる

次は充電器の間に電流などを調べる機械を通してみます。
これで電気がバッテリーまで問題なく届いているかを確認できます。
挿してみると電流が明らかに少なく表示されています。これはバッテリーまで届いていないことを示す表示なので、何か電気を妨げる物があるということです。

iPhone7の電流の図

iPhoneの給電方法は簡単に説明するとこうです。まずコンセントから来た電気は挿入口周辺にある「ドックコネクタパーツ(青)」を通ります。そして「ロジックボード(赤)」を通り、バッテリーに蓄電される仕組みです。
症状はある程度わかったので、実際に端末を開けて確認していきましょう。

バッテリーのチェック

iPhone7からバッテリーを取り外す

先程「ドックコネクタ」や「ロジックボード」の名前が出ましたが、まずはバッテリーが正常であるかどうかを確認する必要があります。
一度バッテリーの両面テープを剥がし、本体から取り外します。
そしてバッテリーに直接充電することが出来る機械を利用して、軽く充電します。

真っ暗だったiPhone7が点く

そして本体に戻し、電源を入れてみます。
すると問題なく電源がつきました!電源がついたことにより、端末のチェックを行う事ができます。

iPhone7の充電をチェックする

充電器を差し込むと、やはり充電されません。
これでドックコネクタかロジックボードなのは間違いありません。

ドックコネクタのチェック

iPhone7のドックコネクタをソケットから取る

ドックコネクタをロジックボードのソケットから取り外し、新しいドックコネクタを仮付けします。

iPhone7のドックコネクタに直接挿す

そして仮付けしたドックコネクタの方に充電器を差し込むと充電された表示がでました!
これで完全に症状の特定が完了しました。
今回の原因はドックコネクタの故障による、充電不良が原因でした。
これではドックコネクタの交換作業をやっていきます。

ドックコネクタの付け替え

iPhone7のドックコネクタを取る

まずドックコネクタというのは挿入口からロジックボードまでを薄いコネクタで通電しています。
そのコネクタはロジックボードの下を通っているため、まずロジックボードを取り外します。

iPhone7と2つのパーツ

そしてドックコネクタ周辺のパーツを全て取り外します。
左側のパーツがバイブレーションで、右側のパーツはラウドスピーカーになります。
実はスピーカーパーツはドックコネクタを経由して接続されているため、ドックコネクタが壊れるとスピーカーまで使えなくなってしまうことがあります。

iPhone7のドックコネクタを取る

これでドックコネクタを取り外せます。
ドックコネクタはとても薄いにも関わらず、しっかりと両面テープで固定されているため、慎重に取り外していきます。

iPhone7に新しいドックコネクタを取り付ける

新しいドックコネクタを用意して本体に取り付けます。

iPhone7周辺のパーツを取り付ける

そして先程取り外した周辺パーツを全て戻します。

iPhone7の基盤を戻す

最後にロジックボードを戻し、ドックコネクタの付け替えは完了します。

iPhone7の内部のカバーのネジを戻す

そしてパネルやその他にパーツを全て戻し、端末を閉じれば、全く点かなくなったiPhone「アイフォン」8の修理が完了致します。
最後までご覧頂きありがとうございました。

本日のまとめ

充電が出来るようになったiPhone7

今回の症状は「全くつかない」でした。そして電流や電圧などを調べるとバッテリーまで電気が届いていない可能性があると思い、端末を開き確認するとバッテリーは正常でした。
バッテリーに電気を送るまでに通るパーツはドックコネクタとロジックボードのため、新しいドックコネクタを着けて確認すると正常に充電できました。
これらのことから今回の原因はドックコネクタの故障により、バッテリーまで電気が届かず真っ暗な状態で反応しなかったということがわかりました。

チェックとあとがき

充電できたiPhone7を白い机に置く

念の為、全ての作業が完了した後に充電してみると、問題なく充電されているという表示がされました。
もちろんスピーカーやイヤホンなども正常に動作し、内部のデータは問題ありませんでした。
今回は全くつかないiPhone8の修理を紹介させて頂きました。今回のような症状は原因が何通りもあるため、症状の特定に時間が掛かってしまいます。
パネルの問題もありますし、システムだけでこうなってしまう場合もあります。
上記のことから、自分の携帯やデータが大切だと感じたらまずはiPhone修理店に相談しましょう!
もちろんiPhone修理のアメモバは相談やお見積は無料です。お気軽にお問い合わせ下さい!

iPhone「アイフォン」7のドックコネクタ交換費用はどのぐらいかかる?

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