正常に充電出来ない場合どこの部品が悪い?iPhoneXのドックコネクタ修理事例
- 2021.07.31
- 2021.08.02
皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!
本日は台東区のH様からアメモバへiPhone「アイフォン」Xのドックコネクタ修理依頼がありました。充電時に接触が悪い場合は大体がコードまたはドックコネクタの不良です。
今回のお客様の症状としては最近、充電の接触が悪く、充電した時に出る「フォン♪」という音が何回も繰り返し鳴り、トラウマになる程聞いたと仰っていました。
こういった症状は端末ではなく充電器を交換すると治ることが多いですが、今回のケースはいくら変えても直らず、ついに昨日には全く充電できなくなったそうです。
このような状態で充電するのは逆に危険で、変な接触不良を起こし、他のパーツが壊れてもおかしくありませんでした。
症状の特定をすると、ドックコネクタが原因だということがわかったので修理していきたいと思います!
パネルを本体から取り外す
まず端末の底面にある2つのネジを取り外し、金属のヘラを差し込みます。
ドックコネクタの修理は他の修理と違って、とても手順が多く時間も多少かかるため今回は端的に説明していきます。
先程の金属のヘラで、そのままパネルを開きます。
iPhoneXの場合横開きですが90°以上開かないようにします。
なぜなら中をよく見ると沢山のコネクタがあります。端末を開きすぎるとコネクタが切れてしまい、とても危険です。
次はそのコネクタを取り外す作業に入ります。
iPhoneXのほぼ全てのコネクタは、一箇所に集結しているので、そのコネクタカバーをまず外していきます。
そしてコネクタを基盤から抜き、パネルを取り外す事が出来ました。
パネルは一度保管しておきます。
基盤を取り外す
右側にあるのが基盤です。基盤というのはiPhoneXの動作全てが集結した場所なので端末の中で一番価値があり、とても重要な部品になります。
まず基盤に取り付けられているコネクタを全て取り外します。そもそもなぜ基盤を取り外す必要があるかというとドックコネクタは基盤の下を通って接続されているため、基盤を取ることが出来なければドックコネクタを取ることが出来ません。
そして基盤を固定している複数個のネジを取ると基盤本体が取り外せます。
先程も言ったように基盤は本体の中で一番価値が高いものであり、お客様のデータなども全てこの中に入っています。そのため注意して保管しておきます。
ドックコネクタを取り外す
ようやくドックコネクタのある下部パーツまでたどり着きました。今の所写真ではドックコネクタが他のパーツにより隠れている状態にあります。
まずその下部のパーツを取り外します。
複数のネジを取り外し、金属のカバーを取り外します。
そして他のパーツを取り外します。左側にあるのがバイブレーションパーツで右側にあるのがスピーカーパーツです。これらのパーツを取り外すト完全にドックコネクタが見えました。
ただもう一つやることがあります。それはバッテリーを取り外すことです。
先程の基盤を取り外した理由と一緒で、ドックコネクタはバッテリーの下も通っています。
そのためバッテリーも取り外していきます。
バッテリーの取り外し方は簡単です。
iPhoneのバッテリーというのは本体に両面テープでしか固定されていないため、そのテープを少し力を入れながら引っ張っていきます。
そしてバッテリーを取り外すことが出来ます。
バッテリーが取れると、ついにドックコネクタが取り外せました。
下部のパーツを取り付ける
新品のドックコネクタを用意します。取り付けは先程の逆をやっていくだけなので簡単です。
充電挿入口との位置を合わせながらドックコネクタを取り付けていきます。
そして下部のパーツも全て取り付け、カバーを戻します。
これでドックコネクタや周辺のパーツは取り付け完了になります。
全て戻す
まず保管しておいた基盤を戻していきます。
基盤を戻したらネジやコネクタもすべて基盤に戻します。
そしてバッテリーに新しい両面テープを取り付け、本体に取り付けます。
次に最初の方に取り外したパネルを取り付け、コネクタカバーを戻します。
内部の作業はこれで完了です。
最後に底面のネジを戻し、iPhone「アイフォン」Xのドックコネクタ修理が完了します。
最後までご覧頂きありがとうございました。
チェックとあとがき
電源をいれ充電器を差し込むと問題なく充電された表示がされ、他の動作も正常に動作しました!
今回はiPhoneXのドックコネクタ修理を紹介させて頂きましたが、気になるのは何が原因だったのかについてです。
iPhone修理店を名乗る限り症状の特定をして的確にお客様に伝えることも重要な仕事であると感じています。
これはお客様に「あれがダメだったんだ」や「次から気をつけよう」と感じてもらい、同じような症状が置きないようにすることが出来ます。
今回のお客様は恐らく壊れかけの充電器で、接触が悪いからという理由で少し力を入れたり、何回も抜き差ししたりしている内にドックコネクタ本体まで傷付けてしまったのではないかと思われます。
ただiPhoneはある程度のことじゃ壊れないように出来ていますので、お客様に確認してみると、コードの接触が悪くなった時にイライラして何十回もねじったり、押したりしてしまったようです。
これでまた原因がわかり、お客様は注意して使用すると言って頂けました。
ドックコネクタは充電の際に使用する危険な部品のため、何か事故が起きる前に修理することが出来て良かったなと思います。
iPhone「アイフォン」Xのドックコネクタ交換費用はどのぐらいかかる?
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