動きが定期的に止まる??iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理事例

動きが定期的に止まる??iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理事例

  • 2021.07.05
  • 2021.08.04

iPhone8のバッテリー最大容量を設定から確認する

皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!
本日は文京区にお住まいのK様からアメモバ東京上野秋葉原店へiPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理依頼がありました。

経緯としましては使用している時に急に画面が動かなくなり、数十秒はそのままの状態だそうです。特に落としたとかはないそうですが、バッテリーの最大容量を確認すると80%とかなり劣化しているため、おそらくバッテリーによるものだと思われます。

バッテリーの劣化で動きが止まってしまう事はあるのか、と思うかもしれませんがバッテリーの端末に対する影響力は凄まじく、動きが重くなったり、急に電源が落ちたり、強制的に再起動したり、これらのほとんどはバッテリーが原因です。

なぜバッテリーの劣化でそこまで端末に影響が起きてしまうのか?それはバッテリーと基盤のシステムが関係しており、バッテリーが劣化して一瞬でも電気が途切れる様な事があった場合、基盤は危険と感知して強制的に電源を落としたり、再起動したりします。

そしてその流れる電気の量が減ってしまうと、基盤はいつもの動きが出来ず、一時的に液晶を止めたり、不安定になることがあります。もちろん動きだけではなくバッテリー自体の発熱や発火などの危険もあるため、劣化したバッテリーはなるべく早く修理することをおすすめ致します。

それではやっていきましょう。

パネルを取り外す

iPhone8のパネルを開き、両手で固定する

まずいくつかの手順で端末を開いていきます。手前の1番スペースをとっている四角いパーツがバッテリーで、その隣にあるのが基盤です。

今は金属カバーで守られていますが、基盤にはほとんどのパーツのコネクタが接続されているコネクタ密集区域があります。そこから電源の供給、出力すべてを行います。

パネルのコネクタもそこに接続されているため、まずは金属カバーを取り外していきます。

iPhone8のパネルのコネクタを取り外す

そしてそのコネクタ密集区域からパネルのコネクタとバッテリーのコネクタを取り外していきます。

バッテリーを取り外す理由としては、電源を落としてもバッテリーからは少量なりとも電気が流れている可能性があり、その状態で他のパーツのコネクタを抜くと、パーツまたは基盤がショートしてしまう可能性があるからです。

少なくともiPhoneのような精密機器ではバッテリーで始まり、バッテリーで終わる事が望ましいです。

iPhone8のパネルを完全に取り外す

それでパネルを本体から取り外す事が出来ます。

最後に戻すため一時的に清潔な場所で保管しておきます。

バッテリーを付け替える

iPhone8のバッテリーテープをピンセットでめくる

バッテリーは先程ご紹介した通り、iPhone8の場合、左側に取り付けられており、端末の約半分のスペースを使用しています。

バッテリーの固定方法は、実は上下に2本ずつ、計4本の両面テープでしか固定されていません。

今ピンセットでめくっているものが縦に取り付けられており、これが思っている以上に強力で、どれだけ端末をボコボコにしても最後まで端末に残っているのはバッテリーでしょう。

iPhone8のバッテリー両面テープを引っ張る

そのバッテリーは意外と伸びる性質を持っているため、ピンセットで巻きながら引っ張っていきます。

ここで注意すべき点としては、テープが切れてしまった際に、その反動で周辺のパーツやとなりの基盤を傷つけない様にすることです。

4本とも同じ要領で取り外します。

iPhone8のバッテリーを完全に取り外す

これでバッテリーを完全に取り外す事が出来ます。

劣化したバッテリーは少しの衝撃でも何が起こるか分からないため、適切な処理をして処分します。

iPhone8の新しいバッテリーを本体に取り付ける

そして新しいバッテリーを用意し、両面テープで本体に取り付けていきます。

これでiPhone8のバッテリー移植が完了します。

全て戻す

iPhone8の金属カバーを内部に戻す

まずは一時的に取り外したパネルのコネクタを本体に取り付け、冒頭で少し出てきた金属カバーを戻します。

このカバーがなければ端末を落とした衝撃で、簡単にコネクタが取れてしまい、ゲーム機などで言うブチ切り状態になってしまうため、とても重要なパーツです。

内部の作業は以上になります。

iPhone8の底面ネジを戻す

最後に底面のペンタローブネジをいう固定ネジを取り付け、iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理が完了します。

最後までご覧頂きありがとうございました。

チェックとあとがき

交換完了後のアイフォン8のばってりー最大容量を確認する

電源を入れると問題なく点き、最大容量も100%と表示されています。その他動作なども問題なく、全て正常です。

今回はiPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理を紹介させて頂きました。このような症状は少なそうですが、実は以外と多く、もしiPhoneを1%ギリギリまで使用した事がある方には分かると思いますが、少し動きは重くなったような感じがしたと思います。

今回の症状をそれの延長のようなもので、バッテリーの劣化により、いつ電源が切れてもおかしくない状態になり、動きが完全に止まってしまったり、強制的に電源が落ちてしまったりします。

このような不便な状態になることを防ぐには、バッテリーを少しでも長持ちさせること、交換時期になったら交換する。これだけで変な症状を避ける事が出来ます。

まず長持ちさせるにはバッテリーの過充電に気をつけた方が良いかも知れません。バッテリーは100%まで溜まっている状態でも充電してしまうと、充電する必要がないのにバッテリーを動かしている事になるため、バッテリーの劣化を早めてしまいます。さらにバッテリーは以外と温度差などにも弱く、特に直射日光での放置はかなり危険です。この前は直射日光でバッテリーが膨張し、本体を突き破ってきた事例がありました。

詳しくはこちら↓

バッテリーが膨張してパネルが浮いているiPhone「アイフォン」8バッテリー交換修理事例

バッテリーの適切な交換時期は大体最大容量が83%前後と言われています。使用期間でいうと一年半から二年前後でしょうか。万が一何か分からない事があればiPhone修理アメモバまでお気軽にお問い合わせ下さい!

iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換費用はどのぐらいかかる?

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