動きが鈍くなる??iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理事例

動きが鈍くなる??iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理事例

  • 2021.07.31
  • 2021.08.04

iPhone8の最大容量を確認する

皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!

本日は北区にお住まいのY様からアメモバ東京上野秋葉原店へiPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理依頼がありました。

経緯としましては4年前から使用しているiPhone8が数ヶ月前からバッテリーが20%前後になると動きがカクカクになるとの事で修理依頼して頂きました。そもそもバッテリーとは使用している以上必ず劣化してしまいます。

それはリチウムイオン電池を使用している以上仕方ないですが、詳しい劣化の原因などについてはまた別の機会でご紹介致します。

 

今回の症状は劣化したバッテリーに良く見られる症状で、他にも突然シャットダウンや強制再起動など、実はこれらの症状はバッテリーの劣化が原因である事がほとんどなんです。

というのもバッテリーはiPhoneにおいて全ての動力源、電源であるため、一瞬でもバッテリーが電気を通さなかったり、不具合があったりすると基盤は緊急事態と判断し、シャットダウンや再起動といった応急処置を取ります。これは動きがカクカクする症状でも一緒で、劣化によりバッテリーの性能が落ち、特に残り2割辺りは放電量が少なくなり、動きにムラが起きてしたっていると考えます。

これらを十分に理解してから修理工程を見ると何かわかる事があるかもしれません。それではやっていきましょう。

パネルを取り外す

iPhone8の端末を開く

まずは端末を開き、内部を確認します。

写真のようにバッテリーがかなりのスペースを使用して取り付けられており、流れとしては充電された電気は一度バッテリーに蓄電され、基盤に届けられます。そして基盤の指示で液晶に映す映像をバッテリーから送られた電気を使用して、流します。

これが大体の流れですが、もし劣化したバッテリーの場合、まず蓄電能力が著しく低下し新品比較時の7割から8割ほどの能力しかありません。そして放電ですが、これは先程ご説明した通りで劣化していると放電する電気が一定ではなくなり、不安定状態のためシャットダウンや再起動、動きがカクカクなどの症状に繋がります。

能力においてこれだけ不便であるのにも関わらず、劣化したバッテリーにはさらに危険もありません。あまり多いとは言えませんが、劣化したバッテリーを使い続けた事によりバッテリーが膨張し、パネルを持ち上げてしまった物や、発熱を繰り返し、挙げ句の果てに発火までしてしまった事例など、ここまで来るとデータや人体への影響まで危なくなるため、劣化したバッテリーは必ず交換するようにしましょう。

iPhone8の金属カバーを取り外す

さて修理に戻って、内部の基盤に取り付けられた金属のカバーを取り外していきます。

このカバーは「ブラケット」と言われており、主にこの後取り外すパネルやバッテリー、その他ほとんどのコネクタをカバーしているパーツです。

このカバーがある事により、通常の衝撃ではコネクタが取れたりしません。ただ稀に長期間使用している端末で少しネジが緩んでしまっている端末もあり、それでは簡単な衝撃でコネクタが取れてしまいます。それだけ重要なパーツです。

iPhone8のパネルを完全に取り外す

あとはその基盤に取り付けられたコネクタの中からバッテリーとパネルのコネクタを取り外せば、パネルを完全に取り外す事が出来ます。

バッテリーを付け替える

iPhone8のバッテリーテープを引っ張る

まずバッテリーの取り外し作業に入ります。バッテリーは写真のような両面テープによって本体に固定されており、簡単に剥がす事が出来ません。

特に周辺には基盤や他のパーツも密集して取り付けられている為、少し強引に取り外そうとしても危ないため、1番安全な取り外し方としては写真のようにピンセットでテープを巻きながら引っ張っていくことです。

ただこれも途中で切れてしまったりすると危険なため、ゆっくり慎重に引っ張っていきます。

iPhone8のバッテリーテープを完全に取り外す

iPhone8の場合4本の両面テープが上下に取り付けられている為、全て引っ張りながら取り外せばバッテリーの取り外しは完了します。

iPhone8のバッテリーを新しく取り付ける

あとは新しいバッテリーを用意して本体に取り付けていきます。

この位置関係も重要で少しでもズレているとコネクタが合わず、ソケットに取り付ける事が出来なくなってしまいます。コネクタを取り付けずに感覚で合わせながら取り付け、バッテリーの付け替えは完了します。

全て戻す

iPhone8のパネルカバーを戻す

まず最初に取り外したパネルを戻していきます。

パネルもバッテリー同様に基盤のソケットにはめ込むタイプのため、指などで位置を合わせながらゆっくり接続し、金属カバーのブラケットを戻します。内部の作業は以上です。

iPhone8の底面ネジを戻す

最後に底面のネジを戻します。これは冒頭では紹介出来なかったですが、パネルと本体を内部で固定しており、普通に落とした程度では外れたりしません。しっかりと内部を密封するために必要なパーツです。

これでiPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理は完了します。

最後までご覧頂きありがとうございました。

チェックとあとがき

修理後のiPhone8のバッテリー最大容量を設定から確認する

電源を入れると問題なく点き、最大容量も100%になっています。

今回はiPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理を紹介させて頂きました。修理後に確認したバッテリーの最大容量とは、バッテリーの劣化具合がある程度把握できる機能で、一定のバージョンであるiPhoneならデフォルトでつけられています。

確認方法としては「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」から確認ができ、これが80%だった場合、新品と比較して8割程の能力しかないことを意味します。交換時期については人それぞれですが、この最大容量を目安にするのも良いかもしれません。

大体83%前後が丁度良い交換時期と言われていて、期間で言うと1年半から2年程使用している計算になります。もちろんこれらの目安も使用状況によって異なる為、あくまで参考としてご覧下さい。

万が一これが交換した方が良いのかわからないような症状がありましたら、原因も含めてご相談可能でございます。まずはお電話またはメール、直接ご来店も大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。

iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換費用はどのぐらいかかる?

iPhone修理のアメモバ 東京上野店 iPhoneのバッテリー交換修理料金表はこちら

iPhone修理のアメモバ 店舗情報及び修理料金はこちらからご確認できます。