最大容量92%でもAppleから警告が?!iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理事例

最大容量92%でもAppleから警告が?!iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理事例

  • 2021.07.12
  • 2021.08.05

iPhone8のバッテリーの設定画面

皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!

本日は練馬区のA様からアメモバ東京上野秋葉原店へiPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理依頼がありました。経緯としましては、こちらのお客様はバッテリーの早さはあまり気に留めていなかったようですが、ある日iPhoneのバッテリー関連の記事を見た時に「バッテリーの最大容量」という物を知り、ご自身の携帯で確認してみると92%ありましたが、なんとAppleからバッテリーに関するメッセージが届いていたとのことです。

バッテリーの最大容量って?

iPhoneの設定画面で最大容量の確認の仕方を赤い丸で説明する

バッテリーというのはどの機械においても消耗品です。使用していれば使用しているだけバッテリーの持ちが悪くなっていきます。そのバッテリーの消耗具合をiPhoneの設定から確認出来ます。(確認方法は上記の写真を御覧ください)この最大容量というのは充電が100%の時に新品バッテリーの何%分の能力しかないかです。

一般的には83%前後が交換時期と言われていますが、人それぞれ感じ方が違うので90%で交換する人もいれば70%でも使用している方もいらっしゃいます。

最近のバージョンではバッテリーの交換時期になると「Appleからの重要なメッセージ」という表記が設定に出るようになりました。これは本体がバッテリーの減りの早さや劣化具合を判断し通知してくれる機能になりますが、今回のお客様の場合バッテリーの最大容量が92%もあるのにも関わらず「Appleからの重要なメッセージ」が来ています。一般的には80%前半あたりから来る事が多いですが、92%で来るというのは相当バッテリーに負担をかける使い方をしていないとなかなか来ません。

バッテリーを長持ちさせる方法って?

取り外したiPhone7のバッテリーを両手で持ち上げる

iPhoneのバッテリーにはリチウムイオン電池というものが使用されています。

この電池のメリットとしては色々な形に変形ができ、スペースの有効活用が出来るということ。それからiPhoneのような小型で処理を多く行う精密機械にも高電圧、高エネルギーを送ることが出来ます。

ただ、もちろんデメリットもあります。それは温度変化に弱いということ。例えば夏の外から急にクーラーの効いた室内に持っていったり、車の中に放置したり、直射日光の当たる場所に放置してしまったり。など経緯は沢山あります。

バッテリーを長持ちさせるためにデメリットになる行為を避けることは当たり前ですが、例えば充電しながら使用しないとか、充電回数を減らすなどです。過充電というのはバッテリーが100%になっているのに、ずっと充電している状態、充電回数を減らすというのは例えば20%になったから50%まで充電して使用したとします。充電量は30%ですよね。次に20%から80%まで充電して使用したとなると充電量は60%です。このように60%充電するのに1回で完了するか、2回するかでバッテリーには大きな影響を与えます。

まとめると

・温度変化の激しい場所や暑い場所に放置しない

・充電しながら使用し過ぎない

・過充電しない

・充電回数をなるべく減らす

です。それでは早速iPhone8のバッテリー交換修理を紹介していきます!

端末を開く

iPhone8の底面にドライバーを当てる

まず端末の底面にある星型のネジを取り外します。

このネジは端末を開く際に必ず必要な作業で、内部でパネルを本体を固定しています。

iPhone8の本体の隙間にヘラを差し込む

次に薄い金属のヘラを差し込みます。

差し込むと言っても5mm程度です。それ以上差し込むと内部のパーツやコネクタを壊してしまう可能性があります。

iPhone8のパネルを持ち本体を開く

そして端末が開けます。

左側にある一番スペースを使っているのがバッテリーになります。

パネルを取り外す

iPhone8のコネクタカバーのネジを外す

この状態のパネルは基盤にコネクタで固定されています。

iPhoneの内部のコネクタはブラケットという金属カバーで守られているため、まずそのネジを取り外します。

iPhone8のパネルを持ち、本体から取り外す

そしてブラケットを取り外し、コネクタを基盤から取ると、パネルが取り外せます。

パネルを取る理由としては、iPhoneのバッテリーの取り外しには少し力を使うため、間違えてコネクタなどを切らないようにするためです。

バッテリーを付け替える

iPhone8のバッテリーのシールをピンセットで引っ張る

iPhoneのバッテリーは裏面の両面テープでしか固定されていません。

先程言った力を使う作業とはこれです。ものすごくガッチリと固定されているため慎重に作業する必要があります。

iPhone8の本体からバッテリーを取り外す

iPhone8の場合、計4本のテープがあり、それを全て取り外したらバッテリーを取り外します。

iPhone8の本体に新しいバッテリーを取り付ける

新しいバッテリーの取り付けは簡単です。

両面テープを取り付け、本体に貼ります。これでバッテリーの付け替えが完了します。

全て戻す

iPhone8の本体にパネルのコネクタを戻す

まず取り外したパネルのコネクタを本体に戻します。

この際バッテリーのコネクタはまだ付けません。当たり前ですがバッテリーは電気を持っているため、電気を通した後に他の部品を強制的に取り付けると部品の故障やシステムのショートが起きてします可能性があります。

iPhone8のコネクタカバーのネジを取り付ける

そしてコネクタカバー「ブラケット」を戻します。

このブラケットは単純ながらとても重要な部品であり、落とした時などのコネクタへの衝撃は、ブラケットがあるのとないので、とても違います。

iPhone8の底面のネジを取り付ける

最後に底面の星型ネジを戻し、iPhone8のバッテリー交換修理の紹介を終わります。

最後までご覧頂きありがとうございました!

チェックとあとがき

修理後のiPhone8の設定を確認する

電源を入れ、設定を確認してみると「Appleからの重要なメッセージ」は消え、最大容量も100%に戻りました!

今回はiPhone8のバッテリー交換修理を紹介させて頂きました。なぜそこまでバッテリーにこだわるのかというと、バッテリーの劣化はとても危険であるからです。バッテリーは劣化してしまうと本体の性能も落ちますし、なによりもデータや部品、さらには自分の身にも危険があります。バッテリーは間違った使い方をすると爆発や発熱、発火してしまう可能性は十分にあります。iPhoneの性能はどんどん進化しています。ただ残念ながらバッテリーの危険を知らせてくれる機能はありません。なのでバッテリーが膨張してしまい、パネルが浮き出て破裂しそうな状態で慌てて持ってくるお客様もいらっしゃいます。危険だからこそバッテリーの使い方には注意しましょう!

iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換費用はどのぐらいかかる?

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