充電出来てない??全く点かなくなったiPhone「アイフォン」6のバッテリーによる交換修理事例

充電出来てない??全く点かなくなったiPhone「アイフォン」6のバッテリーによる交換修理事例

  • 2021.07.31
  • 2021.08.04

アイフォン6の充電中画面

皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!

本日は練馬区にお住まいのN様からアメモバ東京上野秋葉原店へ充電が出来なくなったiPhone「アイフォン」6の修理依頼がありました。

写真のようにバッテリーの充電中の画面にはなりますが、そこから一向に電源が入らないとの事です。

修理手順

アイフォン6の充電マークが表示される

まずなぜこのような症状が起きてしまったかというと恐らくバッテリーが原因です。

iPhone6ということもありバッテリー劣化が進んでいることは間違いありません。そもそも充電した電気はドックコネクタを通り、基盤を経由してバッテリーに送られています。そのためこのドックコネクタと基盤が故障しても充電が出来なくなりますが、今回の症状は充電がされている症状が出ています。

この時点で基盤まで電気が届いているという事になるためドックコネクタと基盤は問題ないと推測するのが当然です。ただ「バッテリーの劣化で蓄電が出来ていない」または「バッテリーの劣化で蓄電した電気を送れていない」可能性があります。

そのためまずはパーツの仮付けを行い、症状の特定をします。

それではやっていきましょう

端末を開く

アイフォン6本体から底面ネジを取る

まず底面にある星形のネジを取り外していきます。

このネジは充電口の両サイドに2つ取り付けられており専用のドライバーを使用して取り外す必要があります。役割としては内部でパネルと本体を固定しているパーツになります。

アイフォン6に金属のヘラで開く

そして薄いヘラを使用して端末に隙間を作っていきます。

この時少し力が必要な時がありますが、その際に画面を割ってしまったり内部まで傷がついてしまったりしないようにします。それだけ内部にパーツがすぐあるため実際に差し込むのは5mm程度です。

アイフォン6を開く

これで端末を開く事が出来ます。

明らかに内部が劣化しているのがわかります。iPhone6の時には内部の密封性が完璧ではなかったため修理時に開けると内部にゴミやチリが入ってしまっている事が多々あります。

閉じる前に一度拭き取る必要があります。

症状の特定

アイフォン6の充電を指す

開いた状態でバッテリーのコネクタだけを取り外し、新しいバッテリーを取り付けてみると問題なく電源が入りました。ただこれは元々新しいバッテリーに入っている電気で動作しているだけなので問題は充電が可能かどうかです。10分程置いておくと数%充電が出来ており、電圧や電流も正常です。

今回の症状は間違いなくバッテリーが原因であることがわかります。

恐らくバッテリー内部の液体またはシステムが劣化によりショートしてしまったかと思われますが、充電が出来なくなるまで劣化してしまうとバッテリーだけでなく本体もかなり危険なため、ある程度充電の減りの早さなど感じた時点で交換するとをおすすめします。

バッテリーを付け替える

アイフォン6のパネルを取外す

まずパネルのコネクタを全て取り外し、パネル本体を取り外します。

パネルは薄いコネクタで上部に接続されているため、この状態でバッテリーの取り外し作業を行うとコネクタを傷付けかねません。

アイフォン6のバッテリーシールを戻す

バッテリーの取り外しは少ない手順で出来ますが、かなり劣化してしまっているため注意しながら取り外していきます。

方法としてはバッテリーに取り付けられた両面テープを引っ張りながら取り外すだけですが、途中で切れてしまう事も多く、その場合は軽くバッテリーをめくりながら取り外していく必要があります。

今回の劣化具合でそれを行うことは危険なのでゆっくり慎重にテープを引っ張っていきます。

アイフォン6のバッテリーを完全に取り外す

これでバッテリーを取り外す事が出来ます。

通常のバッテリーはある程度使用していてもここまでブカブカしていません。

内部とフィルムの間に空洞が出来てしまっているため、このまま放置していたら高確率で膨張していたでしょう。

アイフォン6のバッテリーを戻す

そして新しいバッテリーを用意して取り付けていきます。

一言に取り付けるといっても注意すべき点はたくさんあります。例えばバッテリーの固定は両面テープのため、貼り直しが簡単に出来ません。

そのため基盤のソケットとバッテリーのコネクタの位置がしっかりと合っていることを確認して取り付ける必要があります。

これでバッテリーの付け替えが完了します。

全て戻す

アイフォン6のパネルを戻す

まず最初に取り外したパネルを本体に戻していきます。

こちらも基盤のソケットにコネクタを取り付け、最初には出てこなかったコネクタカバーを戻します。

これはパネルやバッテリーだけではなくその他周辺のコネクタ接続部分を衝撃から守るパーツで、とても重要です。

アイフォン6の底面ネジ

そして端末を閉じ、底面のネジを戻せば全く点かなくなったiPhone「アイフォン」6の修理がバッテリー交換によって完了します。

最後までご覧頂きありがとうございました。

チェックとあとがき

アイフォン6の充電が完了します

電源を入れ、充電してみると問題なく充電されました。蓄電も問題なく行われており全て正常です。

今回は全く点かなくなったiPhone「アイフォン」6の修理を紹介させて頂きました。
今回の原因でもあるバッテリーは様々の症状に関係していることが多く劣化も早い為、定期的な交換が必要になります。

これはAppleを推奨しており、最近のバージョンでは設定でバッテリーの交換時期になると教えてくれる機能も出ました。それだけバッテリーの劣化は充電の減りを早くするだけではなく、他の不具合が起きてしまいます。それにより本体が完全に使用できなくなったり、データが完全に消えてしまうこともあります。

バッテリーの劣化が原因は仕方ないですが、不具合が起きてしまうことには過充電や温度差まで関係しています。最近は外の気温が低く、中は暖房などで暖かくなっています。

その繰り返しなどによってバッテリーが故障してしまうこともかなりあります。劣化してしまうことは仕方ないですが、バッテリー交換はそこまで高価なものではないので、ある程度劣化した時点で交換して故障の原因を事前に防ぐことは出来ます。

万が一ご自身のバッテリーの状態など心配であればiPhone修理アメモバなら無料で確認致します。iPhoneに関しては全てお任せ下さい!

iPhone「アイフォン」6のバッテリー交換費用はどのぐらいかかる?

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