リンゴループが治った事例と修理方法について!
- 2021.07.30
- 2021.08.05
皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!
本日は江東区のT様からアメモバ東京上野秋葉原店へiPhone「アイフォン」8のリンゴループ修理依頼がありました。経緯としましては昨日まで正常だったこのiPhone8が今日になってリンゴマークの状態から全く動かなくなったとのこと…これは完全に「リンゴループ」の症状です。
リンゴループとは画面上にAppleのロゴマークが表示されてそこから動かなくなる症状です。消えたり点いたりすることがあるので初めて体験した方はかなり怖いと思います。
その恐怖は端末やデータの心配からかと思われますが、その不安は完全に当たっています。リンゴループというのはそれぞれの経緯によって復旧率が変わって来ます。
目次
1.水没、衝撃などによる物理的な故障
この場合は水やチリなどが基盤まで行っていなければ端末復旧率70%前後、データ復旧率80%前後と言ったところでしょうか。もちろん正確な値ではありませんがこの場合、端末もデータも戻ってくる可能性が高いことには変わりありません。リンゴループというのはどこかしらのパーツ破損やパーツのショートによって起きることもあるため、この場合は水没処理、またはパーツ交換修理で完了します。
2.アップデートやアプリなどによるシステム的なショート
このようなアップデート中のリンゴループやアプリも含めたシステム(基盤)によるリンゴループの場合、端末復旧率90%前後、データ復旧率30%前後といった所でしょうか。このようなリンゴループはシステムの「バグ」のため、パソコンに接続してiTunesから復旧を行うことが一番スムーズなやり方です。しかしこの場合、端末は戻ってもデータが戻る可能性は低いでしょう。もちろん打つ手はあるので、これで諦めてしまう必要はありません。
3.その他、突然のリンゴループ
そして今回のお客様のような、なんの前触れもなく起こるリンゴループ。これに関しては端末復旧率50%、データ復旧率50%としか言えません。iPhoneの修理にはまず原因の特定が必要ですよね、その特定にはお客様から経緯を聞いてある程度推測します。ただこのような場合、0から特定作業を行う必要があり、多少時間がかかります。
ですのでまずは症状の特定から入ります。
症状の特定
端末を開く
まず症状を特定するためには端末を開ける必要があります。
最初の作業としては底面に取り付けられたペンタローブネジというネジを2本取り外すことです。
このネジがパネルと本体を固定しているため、iPhoneを分解する際必ず行う作業です。
そして薄い金属のヘラを用意し、端末に差し込みます。
iPhone6s以降の端末には強度と防水性の向上のため、全ての辺の縁に両面テープが貼ってあります。
このテープは固く頑丈なため、本体やパネルに傷が付かないよう、力は入れたまま慎重に作業していきます。
これで端末を開く事が出来ます。
内部はとてもキレイな状態であり、基盤の方も問題なさそうです。
パネルを取り外す
パネルは基盤と直接接続されており、そこコネクタは金属製のブラケットというコネクタカバーで守られています。
まずそのブラケットのネジを外し、ブラケット本体をピンセットで取り外していきます。
そして剥き出しになっているコネクタを基盤のソケットから抜けば、パネルを本体から取り外すことが出来ます。
バッテリーのチェック
まずバッテリーを新しい物に付け替えて見ます。
実は突然のリンゴループでシステムではないとしたら、まず考えられるのはバッテリーです。
そもそもリンゴループというのは電源を入れる為に必要な物が揃っていない時に起こる症状であり、バッテリーが電気を送れない、または蓄電出来ない状態だと電源を入れることは出来ません。このことから、まずバッテリーだけ交換してチェックします。
バッテリーは本体に強力な両面テープで固定されているため、そのテープをピンセットで引っ張りながら取り外していきます。
これでバッテリーが取り外せます。
そもそもなぜ真っ先にバッテリーを疑ったかと言うと、バッテリーというのはiPhoneの全ての部品に比べて圧倒的に劣化しやすく、壊れれやすいです。端末に直射日光が長時間当たって膨張してしまった事例や、温度差による発熱など、結構問題児な部品です。バッテリーは消耗品であり、定期的な交換が必要なため一切交換せず2,3年使用しているとさすがによくありません。
新しいバッテリーを取り付けます。
この状態から仮組みをしていき、確認してみましょう。
電源ボタンを押してみるとリンゴマークが数秒点灯し、ホーム画面が開きました!
これでiPhone8のリンゴループ修理成功になります。
本組み立て
まず仮で取り付けたパネルのコネクタに金属のカバー、ブラケットを取り付けます。
最後に底面の星型のネジを取り付け、iPhone「アイフォン」8のリンゴループ修理が完了致します。
最後までご覧頂きありがとうございました!
チェックとあとがき
再度電源を入れ、確認しても問題なく点き、充電や蓄電、データも問題ありませんでした!
今回はiPhone8のリンゴループ修理を紹介させて頂きました。最初にも言ったとおり、リンゴループには様々な原因があり、解明が困難です。ただ必ず行うことはお客様に優先すべきものを聞くことです。例えばデータは戻らなくても使えるようになれば良いという方のはそれにあったお見積りを致しますし、元の状態に完全に戻して欲しいと言われてもしっかりとお見積りは致します。もちろんリンゴループのような症状の場合治らない場合もありますが、その場合、お代は頂きません(例外あり)。なるべくお客様のご希望に添えるよう全力で取り組ませて頂きますので、まずはお電話やメールだけのご相談、お見積りもお待ちしております!
iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換費用はどのぐらいかかる?
iPhone修理のアメモバ 東京上野店 iPhoneのバッテリー交換修理料金表はこちら
iPhone修理のアメモバ 店舗情報及び修理料金はこちらからご確認できます。