途中で動きが重くなるのはなぜ??iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理事例

途中で動きが重くなるのはなぜ??iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理事例

  • 2021.07.10
  • 2021.08.03

iPhone8バッテリー最大容量を修理前に確認する

皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!

本日は港区にお住まいのO様からアメモバ東京上野秋葉原店へiPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理依頼がありました。

経緯としましては数週間前から充電の減りが早くなったと感じ始め、最近では10%をきったあたりからまともに使用出来なくなってしまったとのことです。

使用できないといっても点いてはいるのですが、動きが重すぎてワンテンポ遅れてタッチが反応するとの事です。最初はバッテリーではなくパネルや基盤がおかしいと思っていましたが、さまざまな記事をみるとバッテリーの可能性も高いとのことでお持ちいただきました。

実際に確認してみると確かに10%をきった辺りから動きが重くなりますが、明らかに動き方がバッテリーの影響であるため、バッテリー交換で全て改善されると思います。

それではiPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理やっていきましょう。

パネルを取り外す

iPhone8の90度に開き、確認する

まずいくつかの手順で端末を開いていきます。手前の1番スペースをとっている四角いパーツがバッテリーで、その隣にあるのが基盤です。

今は金属カバーで守られていますが、基盤にはほとんどのパーツのコネクタが接続されているコネクタ密集区域があります。そこから電源の供給、出力すべてを行います。

パネルのコネクタもそこに接続されているため、まずは金属カバーを取り外していきます。

iPhone8のパネルコネクタを取り外す

そしてそのコネクタ密集区域からパネルのコネクタとバッテリーのコネクタを取り外していきます。

バッテリーを取り外す理由としては、電源を落としてもバッテリーからは少量なりとも電気が流れている可能性があり、その状態で他のパーツのコネクタを抜くと、パーツまたは基盤がショートしてしまう可能性があるからです。

iPhone8のパネルと本体が完全に分裂する

それでパネルを本体から取り外す事が出来ます。

最後に戻すため一時的に清潔な場所で保管しておきます。

バッテリーを付け替える

iPhone8のバッテリー両面テープを引っ張りながら取る

バッテリーの取り外しは少ない手順で出来ますが、かなり劣化してしまっているため注意しながら取り外していきます。

方法としてはバッテリーに取り付けられた両面テープを引っ張りながら取り外すだけですが、途中で切れてしまう事も多く、その場合は軽くバッテリーをめくりながら取り外していく必要があります。

今回の劣化具合でそれを行うことは危険なのでゆっくり慎重にテープを引っ張っていきます。

iPhone8のバッテリーが完全に本体から取り外せる

これでバッテリーを完全に取り外す事が出来ます。

劣化したバッテリーはかなり危険なため、すぐに適切な方法で処分します。

iPhone8の新しいバッテリーを取り付ける

そして新しいバッテリーを用意し、同様の両面テープで本体に固定していきます。

この時基盤のコネクタソケットとコネクタの位置が合うように取り付けます。実はバッテリーの取り付けの際にバッテリーのコネクタを着けてから本体に貼り付けるのは良くなく、バッテリーという動力源、電源をパネルなど戻されていない状態で接続してしまうと基盤やシステムのショートに繋がります。

これでバッテリーの付け替えが完了致します。

全て戻す

iPhone8のパネルコネクタを取り付ける

まず最初に取り外したパネルを本体に戻していきます。

こちらも基盤のソケットにコネクタを取り付け、最初には出てこなかったコネクタカバーを戻します。

これはパネルやバッテリーだけではなくその他周辺のコネクタ接続部分を衝撃から守るパーツで、とても重要です。

iPhone8の底面ネジを戻す

そして端末を閉じ、底面のネジを戻せばiPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理が完了します。

最後までご覧頂きありがとうございました。

チェックとあとがき

iPhone8の修理後の最大容量が100%になっている

電源を入れ、確認すると問題なく点き最大容量も100%になっているのがわかります。

これでバッテリーは完全な新品に変わりました。

今回はiPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理を紹介させて頂きました。バッテリーというのはそれだけ端末の中で大きなスペースを使用している分、基盤にかけるエネルギーも大きいです。

そんなバッテリーが劣化すると少量の電気の不具合を起こしただけでも簡単にリンゴループや強制シャッドダウンを起こしてしまうことがあります。今回は10%未満で動きが重くなるというのが主な症状でしたが、なぜ10%で重くなってしまうのか?それはiPhoneに採用されているリチウム電池が関係しており、リチウムイオン電池は1%から80%の間が1番劣化しやすいと言われており、ある程度劣化したバッテリーでなおかつ充電容量も限りなく少なくなるとバッテリーの性能はかなり落ちます。

例え新品の端末でも1%ぐらいになると重い動作が出来なくなったりすることがあるので、それらが関係しています。この充電と動きの重さについて実は詳しくAppleの方で回答を頂けていないみたいな事も聞きます。

それらの不具合を起こす前に、新品のバッテリーに変えて心地よくiPhoneを使用しましょう!

iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換費用はどのぐらいかかる?

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