超適切なバッテリー交換タイミングとは!? iPhone「アイフォン」Xのバッテリー交換修理事例

超適切なバッテリー交換タイミングとは!? iPhone「アイフォン」Xのバッテリー交換修理事例

  • 2021.07.09
  • 2021.08.04

iPhoneXのバッテリーがかなり劣化してる

皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!本日は文京区にお住まいのK様からアメモバ東京上野秋葉原店へiPhone「アイフォン」Xのバッテリー交換修理依頼がありました。経緯としましては3年程使用しているiPhoneXがそろそろバッテリーの寿命ラインを下回ったため、修理使用と考えたそうですが、この寿命ラインとはお客様に取ってどの位置を指すのかお伺いしてみると、充電の減りが早くなったのもそうですが、最大容量が80%をきったからと仰っていました。

この最大容量とは今の100%が新品のバッテリーと比較してどれくらいの能力しかないかがわかるものです。もちろんiPhoneにはデフォルトの機能のため、気になる方は一度確認してみてください。

iPhoneに使用されているリチウムイオンバッテリーの劣化は単に充電の減りが早くなるだけではなく、動きがカクカクになってしまうなど、動作に様々な不具合を与えます。そうなる前に交換するのが1番ですが、そのベストタイミングはいつでしょうか?今回はお客様は80%をきったからと仰っておりましたが、恐らくこちらのお客様の場合、使用頻度はそこまで多くなく、バッテリーに悪影響を与えてしまわないように、かなり大事に使用していたことがわかります。

というのもバッテリーの劣化具合は人それぞれですが、大体一年半から2年ほど使用していれば、最大容量80%前半辺りが平均です。この80%は交換するのに1番のタイミングでもあり、70%台から急に電源が切れたりなど変な不具合が起きることがほとんどです。そのため今回のお客様の80%をきったからという理由は意外にもベストタイミングかもしれません。

ただもちろん交換タイミングは人それぞれのため、ご自身が充電の減りが早いと感じた時点で交換することをオススメ致します。それではやっていきましょう。

パネルを取り外す

iPhoneXの端末を完全に開く

まずは固定ネジを取り、端末を90°に開いていきます。

この90°というのはパネルのコネクタと本体の金属カバーが接触しないギリギリの位置でこれ以上開いてしまうと、薄いコネクタに負荷がかかり、簡単にコネクタが切れてしまいます。この状態で内部を確認するとバッテリー以外特に劣化している部分はなく、改めて綺麗に使用していたのがわかります。

ただ、どれだ大事に使用していても、使っている以上バッテリーの劣化は仕方ないかもしれません。

iPhoneXのパネルコネクタを青いヘラで取り外す

そして内部の金属カバーを取り外すとその下にパネルを含めた様々なパーツのコネクタが密集して取り付けられています。

その中からバッテリーとパネルのコネクタを取り外していきます。

このソケット周辺にはすぐ下に1mm程度しかないコンデンサが沢山取り付けられており、一つでもなくなると正常に動作することが難しくなってしまうため、注意しながら取り外していきます。

iPhoneXのパネルを完全に取り外す

これでパネルを取り外す事ができます。

バッテリーを付け替える

iPhoneXのバッテリーテープをめくる

まずはバッテリーの固定方法について確認します。

バッテリーは本体に2本の両面テープを使用して取り付けられています。そのためこのテープさえ剥がせば、バッテリーを完全に取り外すということです。

ただ実際そこまで簡単な話ではなく、このテープはとても強力で、普通に剥がすだけでは、劣化したバッテリーを傷つけてしまうため、とても危険です。

iPhoneXの両面テープを引っ張る

取り外し方としてはピンセットで巻いていきながら引っ張る事です。

もちろん途中で切れてしまうこともありますが、なるべく切れないようにゆっくり慎重に引っ張っていきます。

iPhoneXのバッテリーを完全に取り外す

これでバッテリーを完全に取り外す事ができます。

劣化したバッテリーは危険なため、適切な方法で処分します。

iPhoneXの新しいバッテリーを取り付ける

そして新しいバッテリーを用意し本体に取り付ければiPhoneXのバッテリー移植が完了致します。

この時、バッテリーのコネクタを本体のソケット位置がしっかりと合うように取り付ける必要がありますが、実際に取り付けてはいけません。

最初にバッテリーを取り外した理由もそうですが、バッテリーは全ての動力源、電源であるためバッテリーが接続されている状態で他のパーツが接続したり切断されたりするとパーツやシステムがショートを起こし、最悪の場合データごとパンクしてしまう事があります。

全て戻す

iPhoneXのパネルコネクタを取り付ける

まずは最初に取り外したパネルのコネクタを本体のソケットに取り付けていきます。

この作業は感覚だけが頼りのため、ある程度慣れていないとすぐにつまずきます。ただ、内部の作業は以上になります。

アイフォンXの底面ねじを戻す

最後に底面の星形ネジを戻せば、 iPhone「アイフォン」Xのバッテリー交換修理が完了致します。

このネジは冒頭ではご紹介出来なかったですが、ペンタローブネジというとても重要な固定ネジで iPhoneを分解する際は必ず取り外す必要があります。

最後までご覧頂きありがとうございました。

チェックとあとがき

アイフォンXのバッテリー最大容量が100%になっている

電源を入れると問題なく点き、バッテリー最大容量は100%になっています。

今回はiPhone「アイフォン」Xのバッテリー交換修理を紹介させて頂きました。冒頭でもご紹介しましたが、これだけ綺麗に使用している方でもバッテリーだけは必ず劣化してしまいます。

ただ、なぜ3年も使用していてこれだけしか劣化していないのか?疑問に思い、最初にお客様に「バッテリーに関しては気をつけている事はありますか?」とお尋ねすると「特にないけど、過充電とかはしないかな、あとは外ではあまり使用しない。」と仰って下さいました。それはかなり参考になりました。

過充電が良くないのは既に存じ上げていましたが、ここまで結果が良くなるとは知りませんでした。過充電とはバッテリーが100%になっているのにも関わらずその後も充電し続けてしまう事です。この過充電はバッテリーにかなり負担をかけ、劣化のスピードを早めると言われており、その一日一日の積み重ねで数年後の劣化具合に大きく影響が出るということを今回の事例も含めて、改めて実感しました。

万が一ご自身の劣化具合など気になるようでしたら、一度最大容量の方確認してみてはいかがでしょうか?少しでもお悩みのようでしたら、いつでも地域最安値アメモバがご相談受け付けます

iPhone「アイフォン」Xのバッテリー交換費用はどのぐらいかかる?

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