水没して画面が真っ暗に!?iPhone「アイフォン」7の水没修理事例

水没して画面が真っ暗に!?iPhone「アイフォン」7の水没修理事例

  • 2021.07.26
  • 2021.08.01

皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!

本日は荒川区にお住まいのK様からアメモバへ水没したiPhone「アイフォン」7の修理依頼がありました。

経緯と症状

iPhone7の電源ボタンを押す

経緯としましては今朝洗面台に落としてしまったそうで、溜まった水に半分浸かり、流水にも数秒当たってしまったそうです。それから完全に動作しなくなり、まずは自宅のパソコンで対処法を調べると水没の場合は通常の再起動やそういったものでは治らず、クリーニングやパーツ交換が必要だということを知ります。

水没は逆に無理に電源をつけようとしたり、充電する方が危険で、もしかするとパーツだけの故障だった場合、無理に電気を通すと基盤までショートしてしまう可能性があります。やはり水没においてデータを左右するのは基盤で、基盤が生きているか、死んでいるかで結果がかなり変わってきます。

早いうちにインターネットで検索したお客様は何も触らず、すぐにお持ち頂きました。その結果が現段階で確認でき、それはマナーモードが機能しているという事です。画面が映らない状態で内部状態を確認する方法はこの振動で、マナーモードが動作していれば画面が映らずとも基盤はショートしておらず、内部が生きている可能性が高いです。

もちろんマナーモードが動作しなくても生きている可能性は十分にあり、今回は内部が生きていて、なおかつ電源が切れていなかった事で確認が出来ました。

それではiPhone「アイフォン」7の水没修理やっていきましょう。

クリーニング

端末の分解

iPhone7のパネルを完全に取り外す

まずはパネルを取り外します。

内部を確認するとかなり水が溜まっているようですが、全て真水です。この真水というのはとても大事で、これが洗剤の入った水や入浴剤の入った水などでは基盤がショートしてしまう可能性がかなり上がります。

今の時点で拭き取れる水は全て拭き取り、全て分解していきます。

iPhone7をすべて分解する

重要パーツの分解は完了しました。

お客様は画面側が半分浸かったと仰っていた通り、パーツの裏面まで水は入り込んでいませんでした。もしかすると今回は画面以外無事かもしれません。

ただパーツ内部に入り込んでいる水もいくつか見られる為、この状態で数十分乾燥し、専用の機械を使用してクリーニングします。

乾燥、クリーニングはとても重要で乾燥はそのまま水を乾かすためですが、乾かした後、水と一緒に入り込んだ可能性のあるゴミやチリも取り除かなければなりません。

乾燥とクリーニングはこれで完了します。

パネルパーツの移植

iPhone7の上部のカバーを取り外す

まずはパネルに取り付けられたパーツを移植する必要があり、iPhone7の場合は約3つのパーツが取り付けられています。

1つ目はこのインカメラパーツで、パネルの上部にあります。このパーツは頑丈な金属パーツとネジで固定されており、簡単な衝撃で外れたりしません。

まずはそのネジを取り、金属カバーを取り外します。

iPhone7のインカメラパーツを取り外す

そしてパーツ本体を取り外していきます。

先程インカメラパーツと言いましたが、それ以外にもイヤスピーカーや様々なセンサーもこの小ささの中に取り付けられており、実際の事を言うと水没で壊れやすいパーツです。

というのもiPhoneをお持ちの方は是非確認してみて頂きたいのですが、画面上部に小さなメッシュの穴が空いています。これは言うまでもなく電話する際のスピーカー穴ですが、この穴が通常よりも水を入りやすくしその周辺にあるインカメラやセンサーは大打撃を受けてしまいます。

後から確認したところ今回は問題なさそうです。

iPhone7の金属カバーを取り外す

次に下部に取り付けられたホームボタンパーツです。

このパーツはホームボタン、指紋認証の役割をしていますが、残念なことにこのパーツも水没のダメージを受けやすいです。ホームボタンはまだしも指紋認証は精密機器の中でも特に精密であるため、少しの衝撃で壊れてしまうこともあります。

まずはインカメラ同様に金属カバーを取り外していきます。

iPhone7のホームボタンパーツを取り外す

そしてパーツ本体を取り外します。

実は金属カバーの他にも両面テープや接着剤で固定されている箇所とあり、取り外しの際かなり慎重に行う必要があります。

特に指紋認証はセキュリティのため、一度壊れてしまうと簡単に修理する事が出来ないため注意する必要があります。

iPhone7の背面プレートを取り外す

あと背面の金属プレートを取り外せば、パネルパーツの取り外しは全て完了します。

この金属プレートは主にパネルの強度向上や吸熱効果があり、金属に貼られている黒いシートは切れやすく薄いため、なるべく触らないようにします。

iPhone7の取り外したパーツをすべて取り付ける

新しいパネルを用意し、取り外した全てのパーツを取り付ければパーツの移植が完全に完了します。

全て戻す

iPhone7のパネルを本体に戻す

クリーニングが終わった端末を全て本体に戻し、新しいパネルも取り付けていきます。

クリーニング後の端末内部はかなり綺麗で清潔な状態になっています。

iPhone7の底面ネジを戻す

最後に端末を閉じ、底面のペンタローブネジを戻せばiPhone「アイフォン」7の水没修理が完了します。

最後までご覧頂きありがとうございました。

チェックとあとがき

iPhone7の端末が問題なくついた

電源を入れると問題なく点き、クリーニングとパネル交換だけで、不具合なく正常に動作するようになりました!

本日はiPhone「アイフォン」7の水没修理を紹介させて頂きました。水没は基盤やパーツにとってかなり不安定な状態に陥れます。また、iPhone7は初めてAppleで公式に防水性を謳って発売された端末です。しかしその防水性能は今見ると、やはりそこまで完璧とはもちろん言えず、iPhone7の水没修理は数年前から少なくありませんでした。

もちろんiPhone7だけではなく、全ての水没において一番は「不安」だと思います。端末は復旧可能なのか、いくら位かかってしまうか、データは無事なのか、iPhone修理の中でもトップの不安であることは間違いありません。

それに今回は少し古い機種ということもあり、万が一端末が修理出来ても、データが戻ってこない可能性は十分にありました。しかし今回のお客様が無理に弄ろうとせず、すぐにお持ち頂いたことで、データも端末も問題なく復旧することが出来ました!

万が一水没してしまったときは何も動かそうとせず、特に充電はかなり危険です。

もし困ったことがあればすぐにお問い合わせください!お電話やメール、直接のご来店も大歓迎です。

iPhone「アイフォン」7の水没修理費用はどのぐらいかかる?

アメモバは常に地域最安値でiPhone修理をやっています!もしiPhoneに関するトラブルや質問がありましたら是非アメモバにお聞き下さい!お見積り、お問い合わせだけのお電話ご来店も大歓迎です!

今回の料金は液晶交換修理代+水没クリーニング代でした。