バッテリーの劣化が気になる方必見!iPhone「アイフォン」Xのバッテリー交換修理と原因について
- 2021.07.10
- 2021.08.04
皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!
本日は港区にお住まいのK様からアメモバ東京上野秋葉原店へiPhone「アイフォン」Xのバッテリー交換修理依頼がありました。
経緯と症状
経緯としましては1ヶ月前くらいからバッテリーの減りの早さに悩んでおり、既に2年以上使用していた事から劣化してしまっていると感じていたそうです。その後インターネットで「iPhoneX バッテリー減りが早い」や「iPhoneX 充電すぐなくなる」と調べるとバッテリーの劣化具合がわかるiPhoneのデフォルト機能「バッテリー最大容量」という物を目にします。
これは現在バッテリーがどれくらい劣化しているか一目で確認できる物で、今回のお客様は最大容量81%まで劣化していました。この81%の意味は新品のバッテリーが100%として現在のバッテリーはその100%の81%分の能力しかない事を意味します。
要するに新品と比較した時の劣化具合がわかります。もちろんその劣化から他の不具合が起きてしまうこともわかるため、そのままにしておくと「充電の減りが早い」だけではなく「突然シャットダウン」や「強制再起動」などの不具合が起きてしまう事も少なくありません。それではiPhone「アイフォン」Xのバッテリー交換修理やっていきましょう。
バッテリーの消費状況を確認する
● iPhoneはバッテリーをどのアプリにどれだけ消費してるか設定からすぐに確認できます。
● 設定→バッテリー→下にスクロールして確認すると写真のように様々なアプリと%が表示されています。これはこのアプリに◯%使用しているという意味なので一目で自分がよく使うアプリやあまり使わないアプリが確認できます。
もしこの中に使用している覚えがないのに消費しているアプリがあった場合、閉じている間も位置情報など起動している可能性があります。
そういったアプリは不要であれば設定でオフに設定しておくだけでバッテリーの減りを抑え、劣化するスピードを遅くなるでしょう。
内部確認
早速端末を開いていきます。これが通常の故障や不具合だった場合、まずは再起動や設定などを確認しますが、バッテリーや画面割れは例外です。
そのパーツが劣化や故障してしまっていることは明らかなのでそのまま交換作業に入ります。内部状況としましては古い端末によくあるチリやゴミが入り込んでいます。数年前の端末はこのように密封性が完璧ではなかったため小さなゴミなどにより基盤がショートしてしまう事がありました。
修理後にしっかりと拭いていきます。
それ以外は特に不具合がなさそうなので通常通りバッテリー交換していきます。
パネルを取り外す
バッテリーは左側に取り付けられており、パネルは右側に開いています。
一見このままバッテリーだけを取り外せそうですが、絶対にこの状態で作業してはいけません。パネルは薄いコネクタで本体に接続されており、右側に取り付けられているため右側に開いています。これが少し開きすぎてしまったりするだけでコネクタに傷がつき、簡単に壊れてしまいます。
そのためバッテリーの作業をする際も必ずパネルを取り外すしてからやっていきます。まずはバッテリーのコネクタとパネルのコネクタ全て取り外していきます。
そしてパネルを取り外す事が出来ます。
もちろんパネルは最後に戻すため一時的に保管しておきます。
バッテリーを付け替える
バッテリーは写真のような両面テープで本体に固定されています。この両面テープの素材まではわかりませんが、すごく伸びるように出来ています。
ただとても切れやすいため周辺のパーツなどには注意しなければなりません。
取り外し方としてはピンセットを使用してゆっくりと引っ張っていきます。
これで完全に取り外すことが出来ます。
iPhoneXのバッテリーはより大容量にするため、L字型のデザインを採用しています。実はiPhone8までの端末は通常のまっすぐタイプで、バッテリーの容量に限界がありました。
ただAppleはiPhoneXの基盤は二層構造にする事により、基盤のスペースをバッテリーで埋めることが出来ました。
そして新しいバッテリーを用意し、専用の両面テープを貼ったら本体に取り付けていきます。
この時少しでもズレているとバッテリーのコネクタと基盤のソケットの位置が合わなくなり、再度剥がす事になってしまうため、ソケットの場所をしっかりと合わせながら取り付けるのがポイントです。
全て戻す
まず最初に取り外したパネルを本体に戻していきます。
パネルのコネクタはとても薄く、簡単に切れてしまうため負担をなるべくかけないように取り付けていきます。
端末を閉じ、底面のネジを戻していきます。このネジは冒頭で紹介出来なかったですが、ペンタローブネジと言い、iPhone修理の際に必ず取り外すネジです。
なおこのネジがないと端末を落とした際に簡単にパネルが開いてしまうため、とても重要なパーツです。
これでiPhone「アイフォン」Xのバッテリー交換修理が完了します。最後までご覧頂きありがとうございました。
チェックとあとがき
電源を入れ、設定からバッテリーの最大容量を確認すると問題なく100%と表示されています。
今回はiPhone「アイフォン」Xのバッテリー交換修理を紹介させて頂きました。
iPhoneXは前機種に比べてバッテリーの質がかなり良くなり、容量も多くなりました。ただもちろん発売からかなり経ってしまっているため、現在まで使用している方はバッテリーが劣化したことを実感出来ているはずです。
そもそもバッテリーの交換時期について正確には決められていません。大体1年半から2年程が最適な交換時期と言われていますが、最大容量が80%をきってからを目安にする方もいらっしゃいます。もちろん明確な基準はありませんが、ご自身で不便に感じてから交換するのが一番の交換時期であることは間違いありません。
バッテリーの維持方法や交換時期について詳しく紹介している記事はこちら
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iPhone「アイフォン」Xのバッテリー交換費用はどのぐらいかかる?
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