iPhoneのリンゴループ修理料金は?リンゴマークから動かない時の修理事例
- 2021.07.11
- 2021.08.07
皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!
本日は台東区にお住まいのE様からアメモバ東京上野秋葉原店へiPhone7Plusのリンゴループ修理依頼がありました。経緯としましては4年以上使用していることもありずっと携帯の調子が悪かったようですが、修理する程ではないため、そのまま使用していたそうです。
ただ一昨日朝起きると画面が真っ暗の状態になっていたそうで、電源が切れてしまったのかと思い充電してみるとなにも反応なし。
電源ボタンを長押ししてみるとリンゴマークがつき一安心しましたが、そのリンゴマークから動くことはなかったようです… この症状はiPhone故障事例で一定数あるリンゴループの症状です。
そもそもリンゴループって?
リンゴループとはiPhoneの電源を入れる際に出てくるこのリンゴマークがずっとループしてしまう症状です。このリンゴマークから変わる様子がないため、壊れたとも思いにくいですしデータなど残っているのか不安になるかと思います。実はリンゴループには約2種類あります。
1つ目はシステムによるリンゴループ。これはiPhoneのアップデートや何らかの端末が耐えきれない処理を行った際に起きてしまう事が多いです。この場合初期化で治る可能性が高いですが、もちろんデータはなくなる場合があります。
2つ目はパーツによるリンゴループ。そもそもリンゴマークというのは、わかりやすく言うと電源を入れるために周りの必要な部品を基盤が起こしてあげている時間になります。電源を入れるのに時間がかかったり、入れた後に動きが少し鈍くなったりするのは周りのパーツや基盤が寝起きだからです。ただこの基板の目覚ましで、いつまでも起きない部品があったらどうなりますか?リンゴマークから動くことが出来ないのです。そのためリンゴループが起きてしまいます。
どちらも端末が復活する可能性は高いですが、大切なデータが戻ると戻らないでは、大差がありすぎます。
それではまず原因を特定するために分解していきます。
検品
まず原因の特定方法としては電源をONにするために必要な基盤とパネル、それからバッテリー以外のコネクタを取り外すことです。電源を入れるのに必要なもののみで電源を入れ、リンゴループが起きてしまうとシステムのパンクの可能性が高くなります。つまりデータ消去の可能性が格段に上がることになります。
電源を入れると問題なく初期画面になりました。これはつまり先程コネクタを外した部品の中に何らかの原因で起きれない部品があるということになります。
外した部品の中で一番可能性が高い部品となるとドックコネクタ(充電中の電気をバッテリーや基盤に供給する部品)です。なぜならお客様は持ってきて頂く前に念の為ずっと充電をしていたと仰っていましたので充電がある程度溜まっていてもおかしくありません。
ただ、今端末を見ると充電は残り5%です。恐らくドックコネクタが壊れてしまい、基盤からの信号が届かずリンゴループ→充電していた今朝まで充電していたはずなのに今5%→これは必然的にドックコネクタが壊れていると考えるしかないでしょう。
それでは調べてみます。
先程の基盤、パネル、バッテリーにドックコネクタを追加します。
この状態で電源を入れるとどうなるでしょうか。
やはりリンゴループになりました。
ドックコネクタを追加しただけでリンゴループになったということは完全に原因はドックコネクタと断定して良いでしょう。それでは修理に入ります。
ドックコネクタを取り外す
ドックコネクタを取り外すのは簡単ではありません。なぜならバッテリー以外のほとんどの部品を取り外す必要があるからです。ドックコネクタは基盤の下を通っています。そのため、まず基盤を本体から取り外していきます。
次にドックコネクタ周辺の部品を取り外していきます。
この部品はラウドスピーカーです。中にドックコネクタが見えて来ました。
そしてマナーモード部品を取り外します。
これで完全にドックコネクタが剥き出しの状態になりました。
ドックコネクタを取り外します。
新しいドックコネクタを取り付ける
ちなみにドックコネクタを取った後のiPhone7Plusを見てみるとバッテリー以外の部品がほとんどなくなり、カラカラの状態になっています。
そこに新しいドックコネクタを取り付けます。
ドックコネクタの取り付けはこの時点でしっかりと位置があっていないと基盤を取り付けた際にうまくハマらなくなるため丁寧に取り付ける必要があります。
これでドックコネクタの取り付けが完了します。
全て戻す
まず下部のドックコネクタ周辺の部品を全て戻していきます。
そして基盤を戻します。
この小さな部品にお客様のデータ全てが入っているため、慎重に取り付けます。
そして基盤に全ての部品のコネクタを戻します。
最後にパネルを戻してカバーをすれば内部の作業は完了します。
そして端末を閉じ、ネジを締めればiPhone7Plusのリンゴループ修理が完了致します。
最後までご覧頂きありがとうございました。
チェックとあとがき
電源を入れるとリンゴループから脱出しました!バッテリー以外の部品はほとんど外したため、他の動作もしっかりとチェックします。
今回は原因の特定が難しいiPhone7Plusのリンゴループの修理事例を紹介させて頂きました。リンゴループというのは水没や衝撃、アップデートなど色んな事から起こる可能性があります。そのため原因の特定までに時間がかかります。それから、ひとくくりにリンゴループとするのもあまり良くありません。これは冒頭でも説明しましたがデータ消去の可能性があるリンゴループや部品一つ交換するだけで治るリンゴループもあるので他の修理に比べて難易度がものすごく高いです。
それからリンゴループってお客様からするとiPhoneの故障の中でも特に怖いですよね…全く使うことが出来ないし、どこが壊れているかもわからない。など…
ただアメモバiPhoneのどんな故障にも丁寧にご対応致しますし、万が一治す事が出来なかった場合、修理代金は頂きません!iPhoneのことならiPhone修理のアメモバにお任せ下さい!
最後までご覧頂きありがとうございました。
iPhone「アイフォン」7Plusのリンゴループ修理費用はどのぐらいかかる?
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今回はドックコネクタの故障が原因でしたので、症状の特定作業費 3000円+税 と ドックコネクタ修理費用のみ頂きました。部品の種類や端末によっても価格が上下するため詳しくはアメモバHPをご覧下さい!
iPhone「アイフォン」修理のアメモバ 東京上野秋葉原店のドックコネクタ修理費用は こちら
iPhone「アイフォン」修理のアメモバのドックコネクタ修理以外の修理料金は こちら
それ以外の店舗は こちら よりご確認下さい。
iPhone「アイフォン」修理のアメモバ 東京上野秋葉原本店
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