画面割れで液晶が緑と黒に…iPhone「アイフォン」X画面割れ交換修理事例
- 2021.07.18
- 2021.08.02
皆さんこんにちは!アイフォン修理のアメモバです!
本日は西東京市のA様からアメモバへアイフォンXの画面割れ交換修理依頼がありました。
症状としては外の階段で落としてしまい、確認してみると画面がバキバキに割れており、ずっと緑の画面と黒の線が表示されている状態とのことです。
目次
こちらの記事は動画でも紹介していますのでよろしければ御覧ください
確認する為に電源を入れるとお客様の仰るとおり緑と黒の画面でチカチカしているだけの状態です。
アイフォンというのはパスコードを間違えすぎるとデータを消去することになりますよね。今この状態は勝手にパスコードが入力されていてもおかしくない状態です。なのでまず強制的でもいいので電源を切る必要がありそうです。
iPhoneXから液晶に緑の線などの症状が増えたような気がします。それはLCDパネルからOLEDパネルパネルになった事が原因にあります。ご興味ある方はこちらから
それではやっていきましょう!
端末を開く
まず端末の底面にあるネジを2つ取り外し、金属の薄いヘラを本体とパネルの間に差し込んでいきます。
iPhoneXはパネルと本体の縁に両面テープが貼ってあり、それで固定されています。そのテープをこのヘラで剥がしながらスライドさせていきます。
これでiPhoneXを開く事が出来ます。開く際必ず90°以上開かないようにします。この状態はパネルと本体がコネクタでしか繋がってなく、iPhoneのコネクタは全て紙程度の薄さしかないため少しでも衝撃を与えると簡単に切れてしまいます。
パネルを取り外す
コネクタカバーを取り外したら、コネクタの中からバッテリーのコネクタを見つけ出しソケットから取り外します。
iPhone修理はバッテリーを一番初めに取り、最後に取り付けるという基本の知識があります。これを守らないと部品のショートやシステムのショートにより最悪の場合データが消えてしまう可能性もあります。
バッテリーのコネクタを取ったらパネルのコネクタも取り外していきます。パネルのコネクタは全部で2本、パネルに固定されている部品のコネクタが1本の計3本を取り外します。
これで簡単いパネルを取り外すことが出来ます。
パネルの部品を取り外す
iPhoneXは前に機種とは違いパネルの部品が一つしかありません。それは環境光センサーです。環境光センサーは周辺の明かりなどに合わせて画面の明るさを調整してくれるセンサーでとても重要な部品になります。
センサーが取り外せました。
新しいパネルを用意し、取り付けていきます。
取り外した部品を取り付ける
こちらが新しいパネルになります。iPhoneXからパネルはOLEDパネルになりました。OLEDパネルを簡単に黒色を例に説明すると、今までのLCDパネルは色を混ぜて黒を作り出していました。ただOLEDパネルは黒の部分の電源をオフにすることで黒を作り出しています。ですので今までと違い、黒がとても綺麗です。
それ以外にもメリット、デメリットありますが、本題に戻りたいと思います。
センサーを取り付けます。
このセンサーはFaceIDと同じように暗号化されているため他の部品では正常に動作しません。なので絶対に壊してはいけない部品の一つです。みなさん上部の画面割れには気おつけましょう。
これでパーツの移植が完了します。
全て戻す
パネルなどの取り外した部品を戻していきます。
パネルを取り付けたらコネクタカバーを戻し内部は完了になります。
端末を閉じ、星型のネジを戻して修理完了になります。
これでiPhoneXの画面割れ交換修理の紹介を終わります。最後までご覧頂きありがとうございました。
あとがき
端末の電源を入れ、確認すると正常に動作し、タッチや表示も問題ありませんでした!
今回はiPhoneXの画面割れ交換修理を紹介させて頂きました。最初にも言いましたが画面が映らなくなった時に一番注意すべき点はゴーストタッチ(勝手に画面をタッチされてしまうこと)によるパスコードの入力です。端末の中には大切なデータが入っています。それを守るためにパスコードがあります。そのパスコードを間違えすぎてしまうと最終的にデータ消去となり一生戻ってきません。なので画面が正常に映らなくなってしまったら、すぐにiPhone修理店にお持ち下さい!
iPhone「アイフォン」Xの液晶パネル交換費用はどのぐらいかかる?
iPhone修理のアメモバ 店舗情報及び修理料金はこちらからご確認できます。