iPhoneのカメラのゴミはなぜ入ってしまうの?

iPhoneのカメラのゴミはなぜ入ってしまうの?

  • 2021.07.24
  • 2021.08.07

常に最新の技術を採り入れるiPhoneシリーズは、最先端の工場で精巧に作られています。
しかし、最初は気にならなくとも、使用中にカメラにゴミが入っていると気がつくことがあります。
目の前に存在していないはずなのに、写真を撮ると画像に写り込んでしまうケースが存在します。
カメラの性能が高い分、これは一度気がつけばとても気になりますし、何とか自力で取りたいと考えるのも頷けます。
ところが、精巧に作られていて隙間は見当たりませんから、分解でもしない限り自力で取り除くのは実質的に不可能です。
最初から内側に入っているならまだ我慢できるでしょうが、後から使用中に現れるカメラのゴミは厄介です。
iPhoneのカメラのゴミはなぜ入ってしまうのか、この疑問の答えは肉眼では見えない微小な隙間で、僅かな隙間にとても小さな繊維が入り込むわけです。
カメラを繊維質の布などで拭いていると、その繰り返しの最中に繊維が抜け落ちたり、少しずつ押し込まれることになります。
風で飛んできた繊維が隙間に入り込むことは、確率的にとても小さいですから、やはりお手入れの際に繊維を押し込んでいると考えるのが妥当です。
繊維が隙間に入るということは、手垢などの汚れも入り込んでしまう可能性を意味します。
一度入り込んでしまったゴミや汚れは、分解しなければ取り除けないので、修理に出すか諦めるしかないでしょう。
iPhoneはミリ以下の単位で精巧に作られていますが、パーツ同士の寸法に余裕がないと、お互いが上手くはまらなくなります。
つまり、カメラの周りにある隙間は意図的なもので、設計や製造上の不具合ではないということです。
設計と製造を行うApple社に責任があるとはいえませんし、このような隙間は他社のスマートフォンのカメラにも存在します。
隙間があると防水に支障が出るのではと疑問に思われますが、防水機能を損ねない程度の隙間なので、その点は心配無用です。
カメラについた埃を取り除きたい時は、繊維で作られている布を使用するのは止めて、いわゆるスプレータイプのブロアーで飛ばすのが無難です。
うっかり手で触れてしまったら、ついつい布で拭きたくなるものですが、カメラにゴミが入る可能性を考慮するとリスキーです。
カメラをゴミや汚れから保護したいのであれば、フィルムやカバーなどで保護を行うのが良いでしょう。
これで繊維が隙間から入り込むリスクを減らせますし、汚れが付着してもカメラ本体を汚さずに済みます。
仮にもしフィルムやカバーをつけずに使用しており、うっかりカメラにゴミを押し込んでしまった場合は、修理で対応してもらう必要があります。
修理となるとパーツの交換作業が発生しますから、通常と同等の環境で作業が行われると、結局は解決せずに戻ってくる恐れが懸念されます。
Apple社の修理環境は厳格に管理されていますが、非正規の修理店だとその場で対応しますから、埃のようなゴミに関する対策は不十分だといえます。
これは画面の修理や、それ以外の内部パーツの交換にも共通しますし、正規の方法で修理を受けるよりもリスクが高いのは明らかです。
保証が無効になるのを覚悟して、自力で修理する方法もありますが、ゴミが取れないどころか破損させてしまっては本末転倒です。
分解にはそれなりの技術と経験が必要ですし、何より道具がなければ実践するのは不可能です。
誰でも簡単に分解できるなら、内部にゴミが入ってしまっても取り除けますが、防水機能を実現する為に隙間が密閉されています。
その為、iPhoneはユーザーが安易に分解できないようにしているわけです。
本体とカメラの構造上、隙間が生じてゴミが入り込むのは避けられませんし、もしかしたら使っている間に自然と出ていく可能性もあり得ます。
気にしてもどうにもなりませんし、修理に出して問題が解消した後に、再びゴミが入り込むことも考えられます。
今後改善される可能性はあるでしょうが、少なくとも現行のiPhoneで問題が解決する確率は低いです。
隙間というのは何にでも必ず存在するもので、プロが使う高額なカメラやレンズにもあるほどです。
iPhoneのような完璧に近い製品ですら、こういった特徴が存在しているわけなので、解決するのは難しい問題だと分かります。
一体成型のような、完全に隙間を排した設計ならゴミが入り込む余地はありませんし、製造時に入り込まない限りは完璧な防護が実現されるでしょう。
製造の難しさやコストの問題があるので、Apple社が即採用することはないでしょうが、将来的に隙間を解消してくれる期待感は持てます。
カメラにゴミが入る原因をまとめると、カメラの部分に隙間があるからで、そこに細かな繊維質が入り込むからだと結論づけられます。
特に本体の汚れを取り除こうと布で拭く時に、布から繊維が脱落して隙間に入ったり、押し込んで取れなくなってしまうと思われます。

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