軽い衝撃でも液晶不良が起きる?!iPhone「アイフォン」7の画面割れ交換修理事例
- 2021.07.30
- 2021.08.01
本日は横浜市のU様からアメモバへiPhone「アイフォン」7の画面割れ交換修理がありました。経緯としましては数週間前に落として割ってしまったそうですが、そのまま使用していたそうです。
しかし3日前くらいから文字を入力してる時に別の文字が認識されたり、いわゆる”ゴーストタッチ”の症状が現れてきたようです。ゴーストタッチは画面に衝撃が加わった時だけでなく、軽い衝撃から期間が空いて発症する場合もあります。特にゴーストタッチになってしまうと通常の操作が難しくなり、データのバックアップやその他の操作がやりにくくなるため、とても不便です。ゴーストタッチは液晶が原因で起こる事がほとんどなので、液晶交換で治ります。
それではiPhone「アイフォン」7の画面割れ交換修理やっていきましょう。
端末を開く
iPhoneの底面には星形のペンタローブネジというネジが2つ取り付けられています。
このネジはiPhone修理に使うネジの中でもかなり特殊な形をしているため、専用のドライバーを使って取り外していきます。
次にパネルと本体の間に隙間を作り、薄いヘラで流していきます。
すると本体に貼り付けられた両面テープが取れ、本体を剥がしていく事ができます。
これで端末を開く事が出来ます。ただiPhoneのパネルはコネクタで接続されているため、90°以上開かないように固定する必要があります。
パネルを取り外す
先程言ったコネクタは基盤と挟むように金属のカバーで守られています。
まずはそのコネクタカバーのネジを取り、ピンセットで取り外していきます。
そしてコネクタが剥き出し状態になってからコネクタを抜いていきます。
ただパネルのコネクタを抜く前にバッテリーのコネクタを先に取り外します。電源を切ってから作業していたとしてもまだ少量の電気が流れている可能性があるため、バッテリーのコネクタを抜く事で完全にオフ状態にする事が出来ます。
そしてパネルのコネクタを抜き、パネル本体を完全に取り外します。
パネルパーツの移植
まずパネルには複数個のパーツが取り付けられており、その一つが上部のインカメラ部品です。
実はインカメラだけではなく、様々なセンサーも取り付けられているため、慎重に扱う必要があります。
まずそのパーツカバーを取り外していきます。
そしてインカメラ部品本体を完全に取り外します。
次は下部にあるホームボタンパーツです。
ホームボタンもインカメラ同様に金属のカバーで守られています。
あとは両面テープを軽く剥がし、ホームボタン本体を取り外します。
iPhone7以降からホームボタンは表から取り外せるようになり、パネルとの密着力がすごいため画面が割れると、一緒にホームボタンまで割れてしまうこともあります。
最後に裏面にある、金属シートを外せば全てのパネルパーツの取り外しは完了します。
新しいパネルを用意し、取り外したパーツを取り付けていきます。
まずは最後に取り外した裏面の金属シートです。
そしてホームボタンパーツを取り付けます。
ホームボタンはかなり精密に出来ており、一度壊してしまうと指紋認証が使えなくなり、修理も簡単には出来なくなります。なのでネジは締めすぎないようにします。
最後は上部のインカメラパーツです。
これでパネルパーツの移植が完了します。
全て戻す
先程取り外したパネルのコネクタを本体に戻していきます。
この時、バッテリーのコネクタも同様に取り付けます。
そしてコネクタカバーを戻せば、内部の作業は完了致します。
最後に底面のネジを戻し、iPhone「アイフォン」7の画面割れ交換修理が完全に完了致します。
最後までご覧頂きありがとうございました。
チェックとあとがき
最後に電源を入れると問題なく点き、表示やタッチも正常に動作しました。
今回はiPhone「アイフォン」@の画面割れ交換修理を紹介させて頂きました。
画面割れは軽い割れですと放置してしまう方がかなりいらっしゃいますが、今回のように”ゴーストタッチ”の症状が出てきてしまうこともあれば、システムに影響が出てリンゴループになってデータをオールリセットすることになった端末もあります。
iPhoneのガラスの下にはかなり細いいくつもの配線が敷き詰められています。その一つ一つがタッチや表示にかなり重要なものであり中にはFaceIDに関わるとのもあるため、軽い割れでもかなり危険です。軽い内はタッチ不良など出た後よりも比較的安く治せるため、すぐに修理する事をオススメ致します。
iPhone「アイフォン」7の画面交換費用はどのぐらいかかる?
iPhone修理のアメモバ 店舗情報及び修理料金はこちらからご確認できます。