iPhone「アイフォン」のホームボタン修復方法や修理事例
- 2021.07.01
- 2021.08.07
本日は東京都台東区・浅草のT樣よりiPhoneのホームボタンの配線断裂の修理の依頼がありました。話しによっては自己でiPhoneの画面割れの液晶パネルを交換しようと、間違えてホームボタンの配線を切れてしまい、ホームボタン機能やプレス、指紋認証もいずれも効かなくなってしまったそうです。やっぱりiPhoneの自己修理はリスクを伴うものですね。
目次
今回の修理は動画で纏めておりますので、是非御覧下さい。
早速症状を確認していきます。
ステップ①切れてしまったホームボタンの銅箔のコーティングを取り除く
端末を分解し、ホームボタンを取り出したところ、とても悲惨な状態でした。ホームボタンのソケットの部分は丸ごと切れてしまいました。当然この状態ですと、ホームボタンのすべての機能が機能しないのも当たり前のように思います。今回の作業は熟練の技術がなければ出来ないものです。
この配線はA4用紙一枚と同じ厚さなのに中に2重のソフトPCBが入っていて表面も黒い絶縁コーティングがかぶさっています。今回使用するツールはX号のメスです。コーティングを取り除いたら、中の銅箔とPCBが見られます。次は第一層目の銅箔を取り除き切断面を綺麗にならします。そしてソフトPCBを取り除くと第2層の銅箔が見えてきます。こちらは予備として置いときます。
ステップ②続いて、新しいホームボタンの配線を用意
もう一つのTouch IDモジュールを用意します。配線ソケットの部分を切断します。
第一層目の銅箔を取り除き切断面を綺麗にならします。そしてソフトPCBを取り除くと第2層の銅箔が見えてきます。
取り出した銅箔はちょうど組み合わせることができます。ソケットをホームボタンの配線に取り付けていきます。ここの部分の作業は配線の組み合わせ出来ているかどうかの確認が必要です。上手く組み合わせできなければ取付けても機能しません。
ステップ③ 第1層目の組み合わせします。
取り出した銅箔はちょうど組み合わせることができます。組み合わせたらフラックスを塗ります。それから、半田を使って組み合わせた銅箔を溶接します。上記の作業が終わりましたら今度赤外線ランプで固めます。
ステップ④第2層目の組み合わせ作業
フラックスを塗った後、0.03mmという極細の銅線を使用し第2層の銅箔を一つ一つ丁寧に溶接します。ここの溶接の部分はすべて3箇所あります。間違いないようにしましょう。
溶接ができたら綺麗にフラックスを拭きます。再度感光性樹脂をおおいかぶさるように塗り紫外線ランプを使って固めます。
銅箔を修復してから、絶縁シールを貼り、背面を接着剤で固定します。
iPhoneホームボタン修理作業の纏め
iPhoneのTouch IDは暗号化されたモジュールです。一度破損して、別のモジュールに交換した場合、指紋とホームボタン機能はすべて無効になります。以上が今回のTouch ID修復の全ての内容でした。
アメモバiPhoneのホームボタンの修理費用や作業時間
アメモバは常に地域最安値でiPhone修理を行っております。iPhoneに関するトラブルは全てアメモバにお任せ下さい!今回のホームボタンの修復作業料金は14800円「税別」、作業時間は細かい作業のため、約3時間から4時間前後かかります。
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