日本初!iPhoneSE 第2世代のデュアルSIM化と容量拡大!
- 2021.07.23
- 2021.08.07
本日は新しく発売されたiPhoneSE 第2世代の512GBに拡大します。
結論からいいますと成功です。また、容量拡大とは別にこのiPhoneSEをデュアルSIMにします。
それではやっていきます。
目次
今回の容量拡大やデュアルSIM化の作業動画はこちら
容量拡大のやり方
この端末は香港版で購入後に直接僕に送られてきました。
また新規で契約したSIMカードも同封してありました。
端末を検品すると、間違いなく新品です。ではまずアクティベートをしていきます。
香港版はeSIM+SIMカードの仕様なので香港版を購入することにしました。
アクティベート完了後に 設定→一般→情報 の順に主回線とデジタルの部分にそれぞれIMEI番号が見られます。
デジタルSIMカードとは仮想のSIMカードのことでSIMカードの情報を何度も書き込むことができます。
このデジタルSIMをカードのチップをよく見てみると主回線のSIMカードと構造が同じです。
ということはデジタルSIMカードを取り除き直接物理SIMカードを取り付ければデュアルSIMカード機能を実現出来るのではないかと思います。
では実際にやっていきましょう。
本体を分解する
本体下部の星ネジを取り端末を分解していきます。
配線を取りロジックボードを取り外します。
iPhoneSEのロジックボードはiPhone8と同じくL型のデザインになっています。
しかも液晶パネル、カメラ、スピーカー、ライトニングまで全て同じもので、iPhoneSEはアップルの在庫処分のために作ったのかもしれません。SEのサイズは好きですが、容量が256GBまでしかないので64GBから512GBに拡大することにしました。
メモリを取り出す
容量拡大の原理はとても簡単です。
iPhoneのフラッシュメモリを取り出し
専用の機械を利用してフラッシュメモリにあるデータを取ります。
そして新しいフラッシュメモリに書き込むだけです。
メモリを戻す
作業完了後にフラッシュメモリをロジックボードに戻します。
再度OSを書き込み容量拡大が完了します。
続いてデュアルSIM仕様に変更していきます。
デュアルSIM化のやり方
iPhoneSEのeSIMはAプロセッサーの背面にあります。
物理SIMカードに比べてとても小さなチップです。
直接このSIMカードをロジックボードに取り付けるのはスペース的にむずかしそうです。
ですがSIMカードのコアの部分はチップにあります。
SIMカードのコアチップを取り出す
SIMカードを30度で3秒加熱すると
SIMカードのPCBを取り除けます。
このPCBはとても薄いですが利用スペースがとても大きいです。
なのでチップ以外に必要ない部分をeSIMサイズにカットします。
SIMカードコアチップの取り付け
そしてのりを利用し直接ロジックボードに取り付けます。
ヒートガンでeSIMチップを取り除き接続ポイント確認後に導線で接続していきます。
それぞれ 時計、データ、リセット、電源供給、アースのパッドからSIMカードにはんだ付けします。
導線は5本あり、導線接続作業完了後に運命のテストに入ります。
デュアルSIMテスト
仮組み立てをし、電源を投入すると期待通り左上にキャリア情報が表示されました。
本体の情報にもSIMカードの情報が無事表示されています。早速もう1枚のSIMカードを挿入すると問題なく動作し、SEのデュアルSIM化に成功しました。
動作チェックが終了したので基盤や本体の本組み立てを行っていきます。
後処理
チップの導線は絶縁処理しないといけません。
感光性樹脂をハンダパッドの上に塗り、赤外線ライトを利用し固めます。
この作業は導線を強化するためです。
先ほど容量拡大の作業をしたフラッシュメモリに交換します。
プロなのでチップの密封作業もします。安定した動作を継続させるためチップの密封性を確保しなければなりません。
最後に吸熱シートを貼り直します。
このシートはロジックボードを守るだけでなく吸熱や電磁波を遮断する機能もあります。
組み立て
開けたことないように見えますがSIMカードは既に内部に取り付けました。
全てのパーツを戻したら新品と同じ状態にするため防水シールはやっぱり必要です。
防水シールがあるからといって防水ではありませんが防水シールがなければ100%防水は出来ません。
シールが付いたらパネル、コネクタ、ブラケット、全て戻し最終チェックをします。
最終チェック
設定を確認してみると本体の情報にもこのSIMカードの詳細が表示されています。
続いて2枚目のSIMカードを挿入すると左上に問題なく動作した表示がでます。
コントロールセンターからでも見ることができ、
ロックを解除した状態でもデュアルSIMが機能していることがわかります。
ダイヤルの場合、ダイヤル画面上部にSIMカード切り替えの選択ボタンがあります。
これでiPhoneSEのデュアルSIM化に成功しました。
あとがき
このiPhoneSEのは他の機種と比べてサイズが小さく、LCDやTouch IDが好きな人には向いています。
液晶パネルが小さいためゲームする際にあまりよくないかもしれません。
また、バッテリーの容量も良いとは言えません。
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iPhone修理のアメモバでした。次回もお楽しみに!
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