動きが重くなるのはバッテリーが原因!?iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理事例

動きが重くなるのはバッテリーが原因!?iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理事例

  • 2021.07.13
  • 2021.08.05

アイフォン8のバッテリー交換前の最大容量

皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!
本日は台東区のK様からアメモバ東京上野秋葉原店へiPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理依頼がありました。

経緯と症状

経緯としましては数ヶ月前からバッテリーの減りの早さに悩んでおり、ネットで調べると設定の最大容量という所である程度のバッテリーの劣化具合が確認出来るということで確認すると80%とかなり劣化しているのがわかりました。ただ時間がなくすぐに修理依頼することが出来なかったそうですが、最近充電を50%きった辺りから動きがカクカクしたり正常になったりを繰り返す症状が起きたそうです。さすがにこの症状はかなり不便で通常に使用出来ない程症状が酷いため修理しようと決意したそうです。

バッテリーの劣化はとても危険で”発熱”や”発火”、バッテリーの膨張によりパネルは浮き出るなんて事もあります。こちらのお客様は事前にメールでお問い合わせ頂いており、バッテリー交換でカクカクの症状も治る可能性が高いとお伝えした所ご来店頂きました。バッテリー最大容量の確認方法は、設定→バッテリー→バッテリーの状態→最大容量 から確認出来ます。万が一ご自身のiPhoneのバッテリーに何かしら不満がある場合は一度状態を確認してみてはいかがでしょうか?

パネルを本体から取り外す

アイフォン8の本体を開く

まず端末にはいくつかパネルと本体を固定するパーツや構造があります。それを取り外していき、端末を開きます。バッテリーを直接確認すると膨張などの症状はありません。ただ数年交換していないバッテリーの劣化が至る所に見られます。バッテリーは消耗品であるため使用していればする程劣化していき、本来の能力の3分の2程度しか出せない状態になってしまいます。

さらに最初に申し上げたような”動きがカクカク”するなど”突然シャットダウン“してしまうこともあります。iPhoneにおいて最大の動力源である事からそのバッテリーが劣化してしまうと上記のような症状がおき、iPhoneの機能がほとんど使用出来なくなってしまいます。

他のパーツとの違いはやはり端末への影響力です。大体の場合はそのパーツが故障するとその機能が使用出来なくなるだけで済むことが多いですが、バッテリーの場合は電力源であるためそれがなくなるだけで基盤すらも機能出来なくなります。なのである程度劣化してしまった場合にはすぐに修理することをオススメ致します。

アイフォン8のバッテリーのコネクタを抜く

そしてパネルや他のパーツのコネクタが密集して取り付けられている場所から初めにバッテリーのコネクタを抜き取ります。劣化したバッテリーは特に何が起きるかわかりません。そのため初めに取り外す事で少なくとも他のパーツや基盤、システムへの影響はなくなります。

この作業はかなり重要でいくらバッテリーが劣化していなくてもバッテリーから電気が少量でも流れている状態で他の作業を行うと内部データやパーツの損傷を起こす可能性があります。バッテリーが動作だけではなくデータまでも影響することを考えるとそれだけバッテリーの劣化が危険だと言うことがわかると思います。

また、取り外しの工具は金属などの電気を通すものでしてはいけません。バッテリー単体でショートしてしまったり、バッテリーのソケットに静電気が流れたことによるショートも考えられます。今回はプラスチックのスパッジャーという物を使用しております。

アイフォン8のパネルを完全に取り外す

あとはパネルのコネクタを取り外す事でパネルを本体から完全に取り外す事が出来ます。

バッテリー交換でパネルを取り外す理由としては先程開いた写真を見て頂ければわかる通り、パネルの薄いコネクタが数本本体に接続されています。バッテリーの取り外しは少し力を使うため、あの切れやすいコネクタが接続された状態で行うのはとても危険だからです。さらに傷がついただけで液晶、指紋認証などが使用出来なくなったりすることもあるため、とても繊細なパーツです。

バッテリーの付け替え

アイフォン8のバッテリー両面テープを確認する

バッテリーには写真のようにパネルと本体を両面テープで固定しています。

この両面テープはものすごく強力ですが伸縮性があり、固定する能力と取り外しの際の作業しやすさの両方が丁度良い具合で固定されています。iPhone8の場合は上下に2本ずつある両面テープで固定されており、通常の衝撃や水没では絶対に取れません。

アイフォン8のバッテリーシールを引っ張る

そしてその両面テープをゆっくりと引っ張りながら取り外していきます。この時もいつ切れてしまうかわからないため、その反動で他のパーツや基盤を傷つけないように慎重に取り外していきます。これが膨張したバッテリーや穴が空いてしまっているバッテリーだともっと危険で、バッテリーというのはそもそも可燃性であるため、少しの損傷が大きな事故に繋がってしまいます。

その証拠に、スマホの犬が噛んでしまったことによりバッテリーに穴が空き爆発した。なんて事例もあります。

アイフォン8のバッテリーを完全に取り外す

これでバッテリーを完全に取り外す事が出来ます。

このように綺麗に取り外し、しっかりとした方法で処分することで劣化したバッテリーが起こす危険を事前に防ぐ事が出来ます。

今回のiPhone8の場合は前機種のiPhone7とは違い、ワイヤレス充電機能が追加されました。そのため、背面には黒いコイルが取り付けられています。そのコイルを避けるように両面テープを取り付ける必要があるため、iPhone8は4本の両面テープが必要になっています。

iPhone8本体に新しいバッテリーを取り付ける

そして新しいバッテリーを用意し、同様の両面テープを貼り、本体に固定していきます。この時必ずバッテリーのコネクタと基盤のソケットの位置が合うように取り付けます。位置があっていないと再度両面テープを剥がす事になり、リスクを上げてしまうことに繋がります。

ただバッテリーのコネクタの位置は合わせても絶対に取り付けてはいけません。最初に行ったとおり、バッテリーは電力源であるため最初に取り外し、最後に取り付ける必要があります。

これでバッテリーの付け替えは完了致します。

全て戻す

iPhone8の基盤のコネクタカバーを取りつける

まずは最初に取り外したパネルのコネクタを本体に取り付け、コネクタカバーを戻していきます。コネクタカバーその名の通り、コネクタの接続部分を守るパーツですが、それがかなり重要でこのカバーのないiPhoneはちょっとした衝撃で簡単に外れてしまう為、落とした時には毎回ゲーム機やPCのブチ切りと同じです。

稀にそれだけ重要なパーツを取り付けないお店があると耳にしたので今回その重要性についてご紹介させて頂きました。確かにコネクタカバーの取り付けは多少時間がかかるかもしれませんが、必ず取り付けて頂きたいです。

iPhone8の底面にドライバーを当てる

そして端末を閉じ底面のネジを戻せばiPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理が完了致します。

最後までご覧頂きありがとうございました。

チェックとあとがき

アイフォン8の修理後のバッテリー最大容量を確認する

電源を入れ、確認すると問題なく点き、最大容量も100%になっていました。試しに50%近くま放電してみましたが動きのカクカクやシャットダウンなどの症状もありませんでした。

今回iPhone「アイフォン」8のバッテリー交換修理を紹介させて頂きました。バッテリーはその他のパーツや部位と違って、いくら気をつけて使用していても必ず劣化してしまうパーツです。その劣化も進むと今回のような動作などにも影響を与えてしまい、悪くなっていく一方です。そんなバッテリーだからこそiPhone修理アメモバはバッテリーの修理料金をかなり安く設定しております。もちろん全ての修理において地域最安値ですが、それだけバッテリー交換は必要だということです。最近充電の減りの早さに悩んでいたり、端末の動作速度が落ちたと感じている方は是非アメモバにお問い合わせ下さい。お電話でもメールでもお見積りだけでも大歓迎です。iPhoneに関することなら全てアメモバにお任せ下さい。

iPhone「アイフォン」7のバッテリー交換費用はどのぐらいかかる?

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