全く点かなくなったiPhoneも修理可能??iPhone「アイフォン」7Plusのバッテリー交換修理事例

全く点かなくなったiPhoneも修理可能??iPhone「アイフォン」7Plusのバッテリー交換修理事例

  • 2021.07.18
  • 2021.08.04

iPhone7Plusの電源ボタンを押す

皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!
本日は中央区のA様からアメモバ東京上野秋葉原店へ全く電源の点かなくなったiPhone「アイフォン」7Plusの修理依頼がありました。

経緯としましては特に落としたり水没などせずに朝起きたらこの状態だったとのことです。パネルだけが点いていないわけではなく端末自体電源が入らない状態です。この症状で考えられる原因は下記の3種類があります。

考えられる原因

1.バッテリーの故障により電源が点かない

これはバッテリーの劣化などにより蓄電能力または出力能力が0になってしまったため電気を基盤まで送る事が出来ない状態です。

2.ドックコネクタの故障により電源が点かない

そもそもドックコネクタとは色々な役割を果たしていますが、主にライトニングからの電力を基盤を通してバッテリーに送り込むパーツです。そのためドックコネクタが故障するとバッテリーに電気を送る事が出来なくなります。

3.基盤の故障により電源が点かない

基盤は全ての動作を管理しているため万が一基盤が原因だった場合、さらに何通りも原因が考えられます。例えば先程ご説明させて頂いたドックコネクタからの電力をバッテリーに送る途中基盤を通るという点ですが、これもその基盤が故障いれば電気を送る事が出来ません。あと考えられるのはドックコネクタもバッテリーも正常で蓄電もされているが、バッテリーからの電力を基盤に送られていない症状です。それ以外でもシステムや関係のないチップが故障してしまっていても今回のような症状が起きる可能性はあるため、基盤修理の場合は普通の修理よりもかなりお時間を頂いております。

まずは上記の確認から入ります。

原因の特定

iPhone7Plusの端末を開く

まず端末を開きます。

内部を確認しても特に見た目では故障しているような部品は見当たりません。さらにお客様の仰る通り水没などの痕跡はなく、気づかない内に入ってしまったような水も見当たりません。少なくとも今回の原因はパーツの劣化によるものだと思われます。

万が一システムの原因だった場合”リンゴループ“などの症状が起きる可能性が高いため、今回はパーツまたは基盤の物理的故障と考察して作業を進めていきます。

リンゴマークから動かない?!リンゴループ修理事例

iPhone7Plusのパ根雨rを取り外す

次にパネルを取り外します。

この状態でも内部の確認や特定は可能ですが、パネルのコネクタが接続されている状態で作業するのはとても危険です。そのためパネルの薄く切れやすいコネクタを全て取り外します。

もちろんパネルは最後に戻すため一時的に保管しておきます。

画面割れによるパネル交換の記事はこちら

iPhone7Plusのバッテリーを借り付する

まずは最初に紹介した原因の「1」を確認します。

方法は単純でバッテリーを本体に残した状態で新しいバッテリーを上から仮付けします。これにより新品のバッテリーで端末のチェックを行う事が出来ます。

このチェックの動きによりこれからの修理内容が決まります。

A.電源が点き、充電も出来る。

→バッテリーの原因であると判断しバッテリー交換を行う。

B.電源は点くが、充電が出来ない。

→電源が点いたのは新品のバッテリーに元々ある電力のため、この時点ではバッテリーとドックコネクタ両方の故障の可能性があります。

ただ充電が出来なければドックコネクタの故障により電力を送れていないと判断し、ドックコネクタの仮付けでチェックを行う

C.一切反応なし。

→基盤の原因である可能性が高いため、その旨をお客様に伝え再度お見積もり。

iPhone7Plusを充電する

電源を入れると点き、これで「C」である可能性は低くなりました。

そして充電ですが、ライトニングコネクタを差し込むと問題なく充電も出来ました。その後数分置きましたが特に不具合など起きる事はなく原因は「1」の「A」と判断して良いでしょう。

それではバッテリー交換を行なってきます。

バッテリーを交換する

iPhone7Plusのバッテリーシールを取り外す

先程の新品バッテリーは一度取り外し、古い本体に残っているバッテリーを取り外していきます。

バッテリーには写真のようなバッテリー両面テープで固定されており、iPhone7Plusの場合3本の両面テープで固定されています。

それでは取り外しの作業に入りますが、構造は単純でも簡単に取り外せるわけではありません。このテープはよく伸びますが、頑丈であるため途中で切れてしまったりします。

ある程度力を使う作業なので切れた反動で周辺パーツや基盤を巻き込まないように注意する必要があります。

iPhone7Plusのシールを引っ張る

先程の説明通り注意しながら引っ張っていきます。

これでバッテリーの取り外しは完了します。もう一つ注意すべき点で言うとバッテリーに傷や穴など付けないことです。バッテリーが可燃性である原因には内部の成分が関係しています。この成分により、スマートフォンのほとんどは発送などの際、より日数が掛かったり料金が高くなったりします。

それだけ危険なパーツであるため適切な方法で処分します。

iPhone7Plusに新しいバッテリーを取り付ける

そして新しいバッテリーを用意し本体に取り付けていきます。

これでバッテリーの交換は完了します。

全て戻す

iPhone7Plusのパネルを戻す

まず初めに最初に取り外し、保管しておいたパネルを戻していきます。

パネルの薄いコネクタを本体のソケットに差し込みますが、この時金属などの電気を通す工具は使用しません。プラスチック製などの電気を通さない部品または手を使って差し込んでいきます。

ソケット部分にはコネクタから電気を読み込む金属パーツが細かい間隔で沢山取り付けられているため少しの接触でもショートを起こしてしまう可能性は十分にあります。

iPhone7Plusのコネクタカバーを戻す

最後に冒頭では説明出来なかったコネクタカバーを取り付けます。

これは「ブラケット」と言い、落とした際の衝撃などからコネクタ接続部分を守ってくれるパーツになります。このパーツは意外にも重要であり、これが無ければ落とした時に高確率でパネルが点かない状態になり、ゲーム機で言うブチ切りと同じです。

あとは端末を閉じれば完了です。

チェックとあとがき

充電出来るiPhone7Plus

電源を入れ確認すると問題なく点き、充電蓄電共に問題ありませんでした。

これで突然全く点かなくなったiPhone「アイフォン」7Plusがバッテリー交換によって完了します。
最後までご覧頂きありがとうございました。

今回はiPhone7Plusのバッテリー交換で修理することができ、時間も料金もそこまで掛かりませんでした。

アメモバが地域最安値ということもありますが、それでもバッテリー交換は他の修理に比べてかなり安くなっています。その理由として、かなり修理依頼が多いということがあります。

バッテリーは消耗品であるため、いくら画面を割らないようにしたり、他のパーツに注意していてもバッテリーの場合は使用している限り必ず劣化してしまいます。そのため丁度1年から5年前くらいの機種までは修理依頼がかなりあります。それだけバッテリーの劣化の早く、不便に思っている人が沢山いるという事です。

もちろんバッテリー交換以外の修理もアメモバは地域最安値で受け付けているため、iPhoneに関する事でお困りの方はどうぞアメモバにお任せ下さい。

iPhone「アイフォン」7のバッテリー交換費用はどのぐらいかかる?

iPhone修理のアメモバ 東京上野店 iPhoneのバッテリー交換修理料金表はこちら

iPhone修理のアメモバ 店舗情報及び修理料金はこちらからご確認できます。