突然の強制再起動の原因とは??iPhone「アイフォン」7のバッテリー交換修理事例
- 2021.07.17
- 2021.08.05
皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!
本日は練馬区のU様からアメモバ東京上野秋葉原店へiPhone「アイフォン」7の”突然強制起動”してしまう症状の修理依頼がありました。
ただこの症状は少し珍しく、90%前後の充電があっても起こる事があり、その他不具合がないことから基盤が原因の可能性もあります。ただ最大容量は76%とかなり劣化しており、交換対象ではあります。そのため今回はバッテリーの仮付けを行い、チェックから入ろうと思います。
少なくともお客様は数ヶ月前からバッテリーの減りが早くなったと感じており、それから1ヶ月後くらいに突然再起動の症状が現れたとのことです。少なくとも数十分に1回程起こるようでかなり不便だと仰っておりました。バッテリーは消耗品であり、その劣化が”充電の減りが早い”という症状だけではなく今回のような突然強制起動や動作の重さにまで影響することは多々あります。そのためある程度劣化してしまったらなるべく早めに修理依頼するようにしましょう。またAppleからバッテリーの交換時期をお知らせしてくれる機能もあるため、詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
チェック
まず端末を開き、内部の確認をしていきます。
内部は立てた状態から見て右側に基盤、左側にバッテリーという構造になっています。よく見ても中に水が入り込んだ跡などはなく、ゴミやチリなどが明らかに入り込んでいるような箇所も見当たりません。現段階では基盤の故障や不具合に繋がるような劣化は見当たりません。
基盤というのは小さなゴミやチリが入り込み重要箇所に接触するだけでショートしてしまうことがあります。もちろん不意に故障する場合もあるためまだ基盤の可能性は捨て切れません。
バッテリーのチェックは単純です。本体には取り付けられた状態で接続されたコネクタだけを取り外します。
この取り外しの作業中はバッテリーのコネクタが剥き出しになっている状態のため絶対に電気を通す工具などは使いません。バッテリーがショートするとシステムや基盤とショートしてしまうと思っておくことが重要です。
そして新品のバッテリーを用意し、仮付け状態で電源を入れます。問題なくつきましたが今回の症状は当然再起動のため、充電せずに数十分放置した状態で確認します。
40分後
恐らく現時点では問題がないと判断します。依頼を頂いた時点では再起動の前に少し動きが重くなるなどの症状も見られましたが動作にも問題がないため、バッテリー交換を行なっていきます。
バッテリーを交換する
バッテリーの取り外す手順はそこまで多くありません。
なぜならiPhone7の場合バッテリーは2本の両面テープで固定されているだけです。ただテープはとても頑丈で簡単には取り外せません。
そのためピンセットでゆっくりと引っ張りながら取り外していきます。この時周辺のパーツや基盤に当たってしまわないようにします。このテープは頑丈ではありますが不意打ちで切れたりします。
そのためその反動で周辺パーツや基盤を傷つけてしまうことがあります。
そしてバッテリーを完全に取り外す事が出来ます。
バッテリーは可燃性であり、処分方法を誤るととても危険で火事の原因になってしまうことも十分に考えられる為、正しい方法でしっかりと処分します。
新しいバッテリーを用意し、同じようなバッテリー両面テープを取り付けたら、そのバッテリーを本体に戻していきます。これでバッテリーの付け替えは完了致します。
取り付けの際に注意すべき点は本体の基盤にあるバッテリーのソケットに合わせて取り付ける必要があることです。ただバッテリーは端末の動力源であるため、最初に取り外し、最後に取り付ける必要があります。
そのため位置をしっかりと合わせながら本体に貼り付けます。
全て戻す
まず初めにパネルを本体に戻していきます。
もちろん複数のコネクタを取り付ける必要があるので、流電やショートに注意しながら取り付けていきます。
パネルのコネクタを戻しバッテリーのコネクタを最後に戻せばパネルの取り付け、及び内部作業が完了致します。
最後に底面のネジを戻せばiPhone「アイフォン」7のバッテリー交換修理が完了致します。
最後までご覧頂きありがとうございました。
チェックとあとがき
電源を入れた後も数十分置いておきましたが問題なく再起動せず、その他の動作も正常でした。
今回はiPhone「アイフォン」7の突然再起動してしまうバッテリーの交換修理を紹介させて頂きました。今回のような症状はバッテリーの劣化具合などからバッテリーが原因であることの可能性は高かったです。ただ基盤の故障の中にはバッテリー交換をしてもどんどん悪化していくような故障もあるので、今回のバッテリー交換で一時的に治っても万が一基盤がやられていた場合、再度発症する可能性もあります。そのため今回は基盤のチェックも入念にさせて頂きました。今回の事例からバッテリーの劣化には様々な症状があるという事がわかると思います。冒頭でも言いましたがバッテリーは消耗品のため劣化してしまうのは仕方ないですが、劣化の早さなどは人それぞれです。もちろんそれは使用頻度だったり充電回数だったり、過充電なども劣化を促進する原因になります。以上のことからバッテリーはある程度劣化してしまった時点で交換することをオススメ致します。
iPhone「アイフォン」7のバッテリー交換費用はどのぐらいかかる?
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