バッテリーが半日持たない!iPhone「アイフォン」6sのバッテリー交換修理事例

バッテリーが半日持たない!iPhone「アイフォン」6sのバッテリー交換修理事例

  • 2021.07.18
  • 2021.08.04

iPhone6sバッテリー残量を確認する

皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!
本日は江東区にお住まいのS様からアメモバ東京上野秋葉原店へiPhone「アイフォン」6sのバッテリー交換修理依頼がありました。

経緯としましては5年程使用している、このiPhone6sのバッテリーの持ちが数ヶ月前から悪いと感じており、満充電で外出しても半日立つ前には30%をきってしまうとのことで、モバイルバッテリーの持参が必須だったとのことです。

そして数週間前に一度急に電源が切れてしまう症状が起き、明きらかにバッテリー交換したほうが良いと判断し、お電話でお見積り頂いてからご来店頂きました。最大容量を確認してみると75%とかなり劣化しており、通常の交換時期が83%と言われているため、この劣化具合は途中で不具合を起こしてしまうのも仕方ありません。

上記のような「突然電源が切れる」や「突然再起動」などの電源に関する症状はバッテリーの劣化であることが多く、「基盤」や「動きの重さ」などに影響してしまう場合もあります。

このような症状でも新品のバッテリー交換をするだけで、一発で治ります。
それではやっていきましょう。

パネルを取り外す

iPhone6sを開き、内部を確認する

まず端末を開き、内部状況を確認していきます。

もちろん内部には様々なパーツが取り付けられていますが、一番スペースを取っているのはやはりバッテリーです。本体の約半分程使用しており、年々Appleは恐らく、どれだけバッテリーの為にスペースを使えるかを考えており、基盤を半分に折りたたんで2層構造にしたりと様々な工夫がされています。

採用されたバッテリーはもちろん「リチウムイオン電池」です。このバッテリーの種類が今回の記事に関係あるのかと思うかもしれませんが、実はこのリチウムイオン電池の仕組みによるデメリットが「劣化」してしまうことにあります。

全てのバッテリーがここまで劣化してしまう訳ではないため、それでもリチウムイオン電池を使う理由、劣化してしまう訳などは下記の記事で詳しくご紹介しております。

なぜiPhoneを始め、ほとんどの電気設備はリチウムイオン電池を使用しているのか?

iPhone6sのバッテリーコネクタを取り外す

そして端末の基盤上にあるコネクタが沢山接続されている箇所からバッテリーとパネルのコネクタだけを取り外していきます。

ただ取り外す順番はしっかりと決まっており、「バッテリー」→「その他」と決められております。これは冒頭でご紹介したバッテリーの基盤に与える影響力が関係しており、バッテリーが接続された状態で他のパーツのコネクタを取り外してしまうと様々な理由から基盤やシステムのショートに繋がることがあります。

そのため、iPhoneだけではなく精密機器全般ではバッテリーを先に取り外し、電源を完全にゼロにする必要があります。

iPhone6sパネルを完全に取り外す

これでパネルを本体から完全に取り外す事が出来ます。

バッテリーを付け替える

iPhone6sのバッテリーテープをめくる

iPhone6sの場合、バッテリーは2本の両面テープによって固定されており、このテープは簡単に取り外す事が出来ません。

さらに劣化したバッテリーは多少の傷や穴で簡単に有害な可燃性物質が漏れてしまうため、かなり危険です。

他のパーツのほとんどはネジや軽い両面テープで固定されていましたが、バッテリーの固定力は訳が違って、無理に取ろうとするとバッテリーの外装が剥がれてしまう程、強力なテープが採用されています。

iPhone6sのバッテリー両面テープを引っ張る

正しいというよりも一番安全な取り外し方は、写真のようにテープを隙間から引っ張っていく事です。

ただこれにももちろん注意すべき点はあり、例えばいくら強力でも途中で切れてしまう事も少なくありません。

そのいきなり切れた反動で周辺パーツにガリッといってしまう可能性もあるため、なるべく引っ張る延長線上には周辺パーツがないようにします。

iPhone6sのバッテリーを完全に取り外す

これで劣化したバッテリーを取り外す事が出来ます。

なお取り外したバッテリーはお客様がご希望であれば持ち帰る事も可能ですが、特に必要なければ当店で適切な処分をされた方が安全かと思われます。

iPhone6sの新しいバッテリーを取り付ける

あとは新しいバッテリーを用意し、本体に取り付ければバッテリーの付け替えが完了致します。

ただこの位置関係が少し難しく、先程ご説明した通り、バッテリーは基盤やシステムに与える影響が大きいため、最初に取り外して最後に取り付ける必要があります。

そのため、この取り付けの際もコネクタは取り付けずにコネクタの位置と本体の位置を合わせる必要があります。

全て戻す

iPhone6sのパネルを戻す

まず最初に取り外したパネルを本体に戻していきます。

コネクタを取り付けるだけですが、周辺のパーツやコネクタには特に注意し、パネルを戻した後にバッテリーのコネクタを取り付けます。

内部の作業は以上になります。

iPhone6sの底面ネジを戻す

最後に底面の「ペンタローブネジ」という固定ネジを戻せば、iPhone「アイフォン」6sのバッテリー交換修理が完了致します。

最後までご覧頂きありがとうございました。

チェックとあとがき

iPhone6sの最大容量が100%になっている

電源を入れると問題なく点き、最大容量は100%と表示され、動作も正常です。

今回はiPhone「アイフォン」6sのバッテリー交換修理を紹介させて頂きました。冒頭から何度も言うようですが、バッテリーが基盤、システムに与える影響はかなり大きく、一つの不具合で簡単に基盤がショートしてしまう事だってあります。システムのショート=データの完全消去を意味しているため、かなり危険です。

こうならないためには、もちろん交換する事が一番ですが、その交換タイミングについて曖昧な所があると思います。例えば冒頭では83%とご説明させて頂きましたが、これもあくまで目安です。なぜここまで正確な交換時期を示す事が出来ないのか。それはやはり交換時期は人それぞれであるからです。

使用期間が同じ2年でも最大容量90%前後の方もいれば、70%台まで劣化してしまっている方もいます。劣化具合が人それぞれであるのにも関わらず、それを充電の減りが早く不便と思う方と、そうではない方とまた別れます。それだけ感じ方が違うからこそ交換時期が明確には決められていません。

ただ1つ言えるのは80%をきると端末に良くないということです。冒頭の症状のような突然再起動や突然シャットダウン、それこそいきなりシステムがショートしてしまう事だってありえます。

全くわからないという方はぜひお気軽にiPhone修理のアメモバまでお問い合わせ下さい。お客様のiPhoneに関するお悩みを的確にお答えさせて頂きます。

iPhone修理のプロが教えるバッテリーの維持方法や交換のタイミング!

iPhone「アイフォン」6sのバッテリー交換費用はどのぐらいかかる?

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