動きが重く再起動を繰り返す!?iPhone「アイフォン」6sのバッテリー交換修理事例

動きが重く再起動を繰り返す!?iPhone「アイフォン」6sのバッテリー交換修理事例

  • 2021.07.16
  • 2021.08.04

皆さんこんにちは!iPhone修理のアメモバです!

本日は川口市にお住まいのH様からアメモバ東京上野秋葉原店へ動きが安定せず、シャットダウンや再起動を繰り返すiPhone「アイフォン」6sの修理依頼がありました。

経緯と症状

アイフォン6sの画面にリンゴマーク

経緯としましては数ヶ月前から充電の減りの早さに悩んでおり、修理してもらうと思っていましたが、中々できていなかったとのことです。しかし数週間前から明らかに充電の容量がおかしくなり、80%で再起動してしまい開くと10%をきることが多々あったとのこと。

これはバッテリーの劣化でよくある「再起動後に充電が減っている」症状で、1%〜2%程の減りならあり得ますが、何十%も減っていると明らかにバッテリーの劣化の可能性が高いです。それに急にシャットダウンしてしまったり動きが急に重くなったりするとのことです。最大容量を確認すると71%…。これは通常使用すら難しい程劣化しています。

iPhone6sなのでかなり古い機種ではありますが、購入してから一度だけバッテリー交換してもらった事はあるらしく、ただ数年前と仰っておりました。これだけ劣化しているとバッテリーや充電以外にも不具合が起きてしまう場合があるため、二次被害が起きる前にバッテリー交換していきます。

ただ、バッテリーはいつ頃交換するのが最善なのでしょうか?iPhoneに使用されているリチウムイオン電池の劣化スピードや使用期間を考えると大体1年半から2年ぐらいが最適とされています。不具合を起こす事なく通常に使用出来ると思います。

詳しい交換時期や長持ちさせる方法は下記の記事をご覧下さい↓

iPhone修理のプロが教えるバッテリーの維持方法や交換のタイミング!

パネルを取り外す

アイフォン6sを縦に開き、固定する

まずは端末を開き、内部を確認します。

パーツの劣化はある程度、内部状況から確認が出来ますが、バッテリー以外はそこまで劣化していないようにも見えます。そもそもなぜiPhoneのバッテリーは劣化してしまうのでしょうか?

バッテリーにも色々あり、長期間使用してもパフォーマンスが下がらない事がメリットのバッテリーだってたくさんあります。iPhoneに使用されているバッテリーはリチウムイオン電池という物で最近の電子機器にはほとんど使用されています。さらに軽く、高出力が可能で電池容量も多い、小型のスマートフォンにとってはリチウムイオン電池を採用しない手段はありませんでした。

ただやはりデメリットは劣化の早さです。ではなぜここまで劣化してしまうのか。それについては下記の記事で詳しく紹介してしますので、是非ご覧下さい↓

リチウムイオン電池が世に浸透するまでの経緯と劣化してしまう原因

iPhone6sの金属カバーを取り外す

続いて本体の基盤にある、コネクタカバーを取り外していきます。

iPhone6sの場合、上下に1つずつ取り付けられており、上が主にパネルのコネクタ、下がバッテリーやドックコネクタのカバーと別れています。

下も取り外す理由としてはパネルを取り外す前にバッテリーのコネクタを抜いて、端末の電源を完全に断つことが重要です。

iPhone6sのパネルを完全に取り外す

そしてパネルのコネクタも抜くことで、パネル本体を完全に取り外す事が出来ます。

もちろんパネルは最後に戻すため、一時的に保管しておきます。

バッテリーを付け替える

iPhone6sのバッテリー両面テープを引く

早速写真はバッテリーの両面テープを引っ張っています。

iPhone6sのバッテリーというのは白い両面テープ2本だけで固定されており、とても薄い素材で出来ています。

取り外し方としては写真のように引っ張っていくやり方ですが、これが途中で切れてしまった時にその反動で周りのパーツを傷付けないようにします。

iPhone6sのバッテリーを完全に取り外す

これでバッテリー本体を完全に取り外す事が出来ます。

劣化したバッテリーはかなり危険なため、適切な方法で処分していきます。スマートフォンのバッテリーによる事故は一定数あり、発熱や発火、爆発等かなり危険です。

もちろん取り外した後ではなく、端末にある間でも起こる可能性は十分にあるため、バッテリーの劣化の放置がどれだけ危険か分かると思います。

iPhone6sの新しいバッテリーを取り付ける

そして新しいバッテリーを用意し、本体に取り付けていきます。

これでバッテリーの付け替えが完了します。

全て戻す

iPhone6sのパネルを戻す

まず最初に取り外したパネルを本体に戻していきます。

そして下のバッテリーのコネクタを付け、金属カバーを戻せば内部の作業は完了します。

iPhone6sの底面ネジを戻す

最後に底面のネジを取り付ければiPhone「アイフォン」6sのバッテリー交換修理が完了致します。

このネジは冒頭で紹介出来なかったですが、ペンタローブネジといい、主にパネルと本体を内部で固定しています。このネジはあることにより、端末を落としてしまっても簡単に開かないようになっています。

チェックとあとがき

iPhone6sのバッテリーを設定で確認する

電源を入れると問題なく点き、バッテリーの動作に関しても正常です。
最後までご覧頂きありがとうございました。

今回はiPhone「アイフォン」6sのバッテリー交換修理を紹介させて頂きます。ただバッテリー交換修理と簡単に言っても症状はかなり複雑でした。強制シャットダウンに強制再起動、リンゴループのような症状から動作不良まで。バッテリーの劣化はここまで他の動きに影響を与えてしまいます。

ただ逆に言えば比較的安い修理のバッテリー交換で、これらの症状全て治るということです。万が一充電の減りの早さに悩んでいる方がいらっしゃいましたら、それはおそらくステージ1です。今回のお客様の症状はステージ3といった所でしょうか。画面割れ等と違い、バッテリーは使用している以上必ず劣化してしまう物なので、修理店が携帯で検索出来る内に修理することをおすすめ致します。

ステージ4まで行くと、通常に使用することはまず出来ず、充電しても突然点かなくなり、データを取り外す事さえ困難になるかもしれません。

バッテリーを含め、iPhone修理を検討している方がいらっしゃいましたら是非地域差安値のアメモバにお問い合わせ下さい!

iPhone「アイフォン」6sのバッテリー交換費用はどのぐらいかかる?

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